165円に向けて程よい押し目形成となるか?【7月8日週刊レポート】

7月1週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

週前半は円安の加速により大きく上昇しました。

月曜日から流動性が活発で円の売りが加速した形です。

7月3日には161.9円と直近高値を更新し、162円に迫る大きな上昇を見せました。

しかし、週後半になるとドル売りが強くなり徐々に下落を見せ始めます。

水曜日には一時的に急落しますが、前回の高値ラインが機能したことですぐに反発を見せました。

しかし、雇用統計の影響などはありつつも下落傾向に推移し、結果160.8円台で終値を迎えています。

今週のポイント

今週のUSD/JPY相場は、現在価格での推移が続くのではないかと見ています。

週後半に入り徐々に下落していますが、決して円が買われているわけではありません。

円売り自体は継続していることから、トレンドの転換は見込みにくいと言えるでしょう。

仮に上昇するとすれば、162円の大台に突入するかが重要になります。

160円後半〜162円手前でのレンジが継続しそうな相場です。

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

円安の影響で上昇トレンドが続いていますが、今回も継続した相場でした。

173.6円台の価格が強く意識されていましたが、7月3日には円売りが加速した影響で上昇します。

174.5円台の直近高値を更新しました。

その後は、週末にかけてレンジ気味に推移しており、高値圏で目立ったトレンドは見せずに終値を迎えています。

週末にかけては若干のユーロ買いが見られており、EUR/JPYの上昇を後押しした形です。

今週のポイント

今週のEUR/JPY相場は、目立った指標がないため、テクニカル面での分析が重要になってきそうです。

直近高値である174.5円の価格帯を更新できるかが重要になってくるでしょう。

円売り、ユーロ買いの流れは強いため、週明けすぐの更新もあり得ると見ています。

しかし、短期での極端な上昇は見込めないので、あくまでも長期的な視点での分析が重要です。

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

EUR/USDは、大きな上昇トレンドを見せた相場です。

ユーロの買い、米ドルの売りが強く出た相場と言えるでしょう。

前の週まではレンジ気味に推移していましたが、今回もレンジからのスタートでした。

しかし、7月3日から徐々に上昇を見せており、すぐにレンジをブレイクします。

金曜日には雇用統計の影響で大きく下落しましたが、下落は一時的なもので反発したまま終値を迎えています。

今週のポイント

今週は前の週から続くユーロ買い、米ドル売りの流れが切り替わるかどうかが重要です。

先週の上昇が極端なものであったため、一時的な反発or現在価格付近でのレンジに切り替わる可能性も充分にあるでしょう。

警戒すべきは、7月11日(木)の米消費者物価指数です。

今週は重要指標が少なめであることから、強く意識される可能性があります。

指標結果次第ではドルの買いが進み転換する可能性もあるでしょう。

まとめ

USD/JPY→現在価格での推移が続くのではないかと予想

EUR/JPY→直近高値である174.5円の価格帯を更新できるかが重要

EUR/USD→米消費者物価指数次第ではトレンド転換の可能性

月初ということで流動性が活発な相場が続いています。

急変動も度々見られるので、警戒しながら取引を続けていきましょう。

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