億トレーダーがみんなやっているスキャルピング、
という取引スタイルを聞いたことはありませんか?
トレードに要する時間自体が短いので、自分の都合のよい時間で、できるトレードなんです。
いいかえれば、これができれば、いつ、どんな相場でもパソコンかスマホさえあれば、いつでも、どこでもコツコツ、稼げる技術ともいえます。
そういう技術をすでに体得しているなら、会社勤めをしなくても収入が途絶えることはなくなり、
トレードへの過度な恐怖心からも自由になれます。
そのことで、時間と場所の自由も手に入り、益々、自分ペースでトレードができるようになります。
やればやるほど、うまくなって、どんどん勝率が
上がる。ほかの時間足の考察力も上がり、トレード自体の力も上がる。
それって、どう考えても、最強のトレーディングですよね。
この記事では、その、スキャルピングの勝率を
安定的に高めるコツについて解説いたします。
FXスキャルピングの勝率を安定的に高めるために
注意を払っていただきたいのは、以下の、3点になります。
- 勝つための時間足
- 勝つための通貨ペア
- 勝つための時間帯
FX会社によっては、システム上、スキャルピングを禁止行為に位置づけている場合もあるので、
そもそも、禁止していない証券会社の口座で行うのが前提条件です。
FXのスタイルにいろいろありますが、禁止行為に指定されるのは、このスキャルピングだけです。
自由、公正が原則のトレーディングの世界で、
証券会社側が「禁止する」というのはただ事ではありません。
その裏に、証券会社側が不利になること、
トレーダー側が有利になりすぎる何かがあると思いませんか。
これが許可されている証券会社で思う存分トレードが出来たら、素敵なことが起こるかもしれない、と思いませんか?
1.FXにおける4つのトレードスタイル
FXには4つのトレードスタイルがあり、取引の手法によって狙える利幅や取引時間、使う時間足がそれぞれ異なります。
もし時間と体力があり、チャートを見続けることが可能なら、スキャルピングが最も負けにくいといえます。
世の中の不確定要素、指標発表や事件などに
巻き込まれる可能性が低いため、危機管理がやりやすいためです。
スイスフランショックみたいに、とトイレに行っている間にマイナス3800PIPSのようなことが起きます。
FXの世界は常にそういう世界の混乱、ニュースと背中合わせです。
ですが、スキャルピングなら、トレード中にそういうことが来ても、被害を最小限に食い止められます。
スイングトレードや長期トレードの人も必ずストップを入れていると思いますが、もし入れておかないで放置していたら、車一台、家一軒
買えるような金額の損が確定しうるのがFXです。
スキャルピングなら、寝ているときもポジションを持っていないので、このような悲劇は起きようがありません。
毎晩、心配なく、良く眠れます。
ここでは超短期売買のスキャルピングについて、
詳しく説明していきます。
2.FXのスキャルピングの語源と特徴
スキャルピングは4つのトレードスタイルの中でも、
取引時間が最も短い手法です。
まずは、その、少し不気味な語源について、説明します。
スキャルという動詞自体、そぎ取る、という意味です。問題は何をそぎ取るか、ですが、「頭皮」です。
インディアンの風習で、負けた相手の首の刈って、
その頭皮をはぎとって、勝利宣言することにちなんで、名づけられたという説が有力です。
「その頭の皮膚くらい薄い利益」という意味です。
3.FX スキャルピングで勝つためのコツ3つ
スキャルピングで安定して勝つためには、ほかの
スタイルのトレードよりもコツが必要です。
スキャルピングで勝つためのコツ3つ
勝率を維持・管理するためには
- 最適な時間足
- 最適な通貨ペア
- 最適な時間帯
これが最も重要です。
1: 最適な時間足
スキャルピングに適した時間足
トレーディング足は1分足か5分足です。
これがあわただしくて無理、
という人は、この手法は合わないと思います。
1分足はだましに合いやすいと個人的には
思いますので、5分足がオススメです。
環境認識は最低での1時間足、
できれば日足、週足で大きな方向性を意識しながら、その順方向に、何度も乗るイメージでしょうか。
それらの方向性が全部そろっていると、
とてもわかりやすい動きをします。
2: 最適な通貨ペア
スキャルピングに適した通貨ペアとは、
ずばり、狭いスプレッドの通貨ペアです。
狙える利幅は1~10pipsと小さい分、スプレッドなどのコストのほうが大きくなってしまうと、意味がありません。
USDJPN,あたりが国内大手FX会社は0.2とか0.3の最も狭いスプレッドですので、
損はしづらいですが、ボラティリティが少ないので、時間が掛かりがちかもしれません。
多少スプレッドは上がっても、ロンドン、ニューヨーク時間のGBPJPY, EURJPY,GBPUSD
ドル売りネタがあるときのEURUSDなどがボラティリティが常に十分あって、トレードしやすいと思います。
上手な専業トレーダーはGBPの時に凶暴と思えるほど激しく速い動きを
どんどん利益に変換できますので、ポンド好きが多い思います。
とはいえ、通貨ペアにはそういうスピード感とか、
ボラティリティの大きさとか、必ず決まった時間に決まった動きをするとかそれぞれ、異なった特徴があります。
トレードスタイルによって好き嫌いが出てくると
思いますので、自分の得意科目の通貨ペアをつくるのがまずは第一歩かと思います。
3:最適な時間帯
日本で取引するなら、日本時間の15時~翌1時は、
スキャルピングを行うのに適した時間帯です。
この時間帯はボラティリティが高いため、
チャンスが多く巡ってくるからです。
15時に欧州市場、21時にニューヨーク市場、
翌1時はロンドンFIXINGと、各市場が開いたりその日の公式レートが決まる時間帯なのです。
たまっていた注文が投げ入れられるので、
それぞれ株式市場が開いてから、最初の1時間がよく動きます。
外国為替市場は平日24時間動いていますが、
そういう、取引が活発な時間を狙うことで、
効率よくスキャルピングが行えます。
4.FXスキャルピングで損しないコツ3つ!
攻め方として、時間足、通貨ペア、時間帯の選び方に対して、
次に、守り方として初心者がスキャルピングを行う際、大損しないためのコツ3つを紹介します。
トレードの検証、通貨ペアの分析の精度を高めるために、以下の3点に注目します。
スキャルピングで大損しないためのコツ3つ
- ロット(取引数量)を固定する
- 適した通貨ペアを選び、1つに絞る
- 損切りを徹底する
の3点です。
1:ロット(取引数量)を固定する
固定ロットだとシンプルに考えられるようになり、実力やスタイルで獲得できるpipsはある程度決まるものです。
であれば、自分が満足できる金額を稼げるだけのロット数にすれば、とゴールが単純化されます。
もし月に平均したら200pipsほど稼げるとしたら、
10万円欲しければ0.5ロット(5万通貨)。
100万円必要なら、5ロットで、達成
ということです。
これは利益だけでなく、損失についても言えることであり、
pipsで全部管理すれば、必要以上に金額の増減に惑わされる可能性は減らせます。
2:通貨ペアを一つに絞る
通貨ペアによってボラティリティは異なり、また値動きにも違いが出るため、
自分のスキルに適したマーケットを見つけるため、始めはいくつかの通貨ペアをやってみて、
どの通貨ペアが良かったかを分析し、その後はその通貨ペアだけに絞ってトレードを行ったほうが成績が安定します。
3:損切りを徹底する
1回のトレードの損失は小さいですが、積み重なると大損します。
その原因は資金管理ができていないからです。
手持ちの資金額から1日の許容損失額を決めて、
その金額に達したらその日は取引を終了しましょう。
1回のトレードでの許容損失は口座資金の2%がよいといわれています。
1日のトレードでの損出許容量は10PIPS(価格の変動数値)という設定でやって見るのもいいと思います。
これに達したら損切りを目安にすると破産確率はぐんと減るのです。
FXスキャルピングを行う際の注意点
FXのスキャルピングで発生する問題、それは証券会社によって、そのトレーディングスタイルが禁止されているということです。
例えば、DMMFXのように、FX会社が自主的にスキャルピングを禁止していることがあるからです。
FX会社は状況に応じてカバー注文をしますが、スキャルピングはカバー取引が間に合わなくなるリスクがあるのが理由です。
DMM FXでスキャルピングを行ったトレーダーの中に、口座を凍結されてしまった人もいるそうです。
折角の時間と利益を無駄にしないように、そのため口座開設を検討しているFX会社がスキャルピングを禁止しているのか、事前に調べておくことをお勧めします。
まとめ
どのトレードスタイルでFXを行うとしても、損小利大が基本です。
スキャルピングはトレード回数が多くなりますから、それがより強調されるということです。
なぜなら損失は最小限に抑え、利益は最大限に伸ばすことで、トータルでプラスになることを実現できるからです。
FXで成功出来る人は、損小利大を絶対に守っています。
スキャルピングはロスカット入れる暇がなかったり、入れわすたりするので「損大利小」になりがちといわれているので、とくに気を付けましょう。
しかしどのトレードスタイルでも、実践・検証・改善を繰り返さなければ、成功はできないものです。
短い時間で沢山プライスアクションの経験値を上げることができるのもスキャルピングの魅力です。
そういう意味でも、是非一度は、取り組んでいただきたいスタイルでもあります。
多少の負けを恐れず、是非チャレンジしてみてください。