仮想通貨の税金を来期に逃がす、合法的な方法をシェアします

BTCも200万円と高値をつけたので、
気になってくるのが仮想通貨の税金です。

特に個人でトレードをしていると、
仮想通貨の所得は雑所得に分類されます。

このトレード益は不動産所得以外の
損とは合算ができません。

海外FXの収益も雑損になりますが、
これも仮想通貨の益と合算はできません。

あくまで、仮想通貨にかかわるトレード損や、
費用のみがトレード益と合算できます。

※法人の場合は事業所得になるので、
こちらは他の経費と合算可能です。

個人の申告の場合は、

4000万円以上で、所得税 最高税率45%。
加えて、住民税がかかるので、
益が多いと50%近い税金が発生します。

今日は税金を無しにすることはできないですが、
来期に繰り延べる方法をシェアします。

来期に利益が繰り延べできれば、
少なくとも来年一年間は利益と
仮想通貨のトレードにつかうことができ、
来年もし、トレードで損がでれば、
損益通算もできます。

その為に利用するテクニックは「両建て」
です。

ビットコインFXや先物を利用します。
ここではBinanceを例にあげます。

1)現物のBTC 100BTCをもっている場合。

例えば、現物の100BTCを100万円で買って
保有している場合、12月に200万円で利確すると、
1億円の利益を今年の確定申告で申告する必要があります。

なので、多くの人は利確せずにもっていると思いますが、
急激に価格が上昇したいので一旦、利確したい!
でも、今期は税金が怖くて利確できない!

というときは、
Bitcoin FXでShort(売り)を立てておけばよいです。

BTC価格 200万円のとき
現物100BTC 単価100万円
Bitcoin FX 100BTC Short 単価200万円

としておけば、両建てといって
ポジションがスクエアになっています。

BTC価格が上がっても下がっても、
利益は固定されます。
現物を決済していないので、
税金も発生しません。

個人の税金はあくまでも決済益に対して
発生するからです。
未決済であれば発生しません。

 

 

2)すでに、現物を利確したり、仮想通貨FXで
利確してしまっている場合。

今年度にトレードして、例えば、5,000万円の
利確したトレード益がでているとします。

このままでは、5,000万円の利益を申告して
税金を納める必要があります。

この場合、100%コントロールはできませんが、損を
つくる方法があります。

先ほどいった、仮想通貨FXで同数を
Long(買い)、Short(売り)を入れて、
両建てのポジションをつくります。

BTC 200万円のときに

BTC long 100BTC 単価 200万円 含み損益 0円
BTC short 100BTC 単価 200万円 含み損益 0円

という感じです。
両建てなので、BTC価格が
あがっても、さがっても
損益は0です。

ここから、極端ですが

 

 

①もしBTCが250万円になった場合、

BTC long 100BTC 単価200万円 含み損益 +5,000万円
BTC short 100BTC 単価200万円 含み損益 -5,000万円

となります、

②BTCが150万円になった場合ですと、

BTC long 100BTC 単価200万円 含み損益 -5,000万円
BTC short 100BTC 単価200万円 含み損益 +5,000万円

大きく動くとどちらかが+。どちらかが、マイナスになるのです。

そのときに、マイナス側を一旦決済して損を確定させます。
そして、再度同じ数量でポジションを持ちます。

①のケースの場合、250万円のときに、
shortを一旦、決済して、損-5000万円を出します。
そして、再度、100BTCでショートをいれます。

そうするとこうなります。

 

 

BTC250万円のとき、

BTC long 100BTC 単価200万円 含み損益 +5,000万円
BTC short 100BTC 単価250万円 含み損益 0万円
決済確定損 -5000万円。

 

そう、損益は動かないまま、
決済損-5000万円をつくることができます。

これを今期の利益とぶつけると、

+5000万-5000万=0円

となり、今期の利益は0円で
申告する利益がなくなります。

その変わり、含み益が+5000万円あるので、
これは、来期、2021年1月1日に、
ポジションをすべて決済することで、
来年の利益にすることができます。

注意点としては、
法人で申告している場合は場合は、
含み損益でも会社の決算月で評価損益で
認識されるのでこの方法はつかえません。

また、
この方法は節税にはなりません。
あくまで、税金を先送りするだけです。

、、、、が、

トレーダーにとって、トレード原資がなくなったり
減るのは大きな機会損失です。
さらに、仮想通貨のトレード損益は
来期の損益通算もできません。

一年間の時間を稼げるだけで、
利益額で来期もトレードすることが可能なので
この方法は非常に有効です。

一応、税理士の先生にもこの方法は有効か
確認して有効であるというコメントをもらいました。

Binance Futureを利用する場合は、
設定ボタンのPreferenceで

Preferences->Position Settings -> ”Hedge Mode”を選択

してください。
ここがOne way modeだとそもそも、両建てができないので、
注意が必要です。

参考になれば幸いです。

 

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