FXの両建て手法と禁止事項とは?オススメ業者も紹介します!

『両建て』とは、「一つの口座で同時に売り

ポジションと買いポジションを持つことがで

きるトレード手法」で、国内FX業者によって

は『両建て』ができる業者とできない業者が

あります。 

 

 両建てができない業者で、もし、両建てを

しようとすると「買いポジションを持った

状態で売り注文を出すこととなり、持って

いる買いポジションが決済されてしまう」

ため両建てが成立しませんので、認められて

いないFX会社で、思わぬ損が確定して

しまいますので、気を付けましょう。

 

一つの通貨ペアでは一つの戦略しか立てられ

ませんが、両建てが可能な業者では両建てを

活用することで様々なトレードの可能性が

生まれてきます。  

 

ここでは、両建ての仕組みと最も取り組み

やすいと思われる活用方法やFX会社について

ご紹介していきます。

 

両建てが有効な活用場面3選

基本は、両建てで、一番儲かるのはFX会社

なので、金融庁などは顧客への推奨を自粛

するように指導しています。

 

なんとなく説明やプロモーションなど、

両建てに関する情報が少なく感じるのは、

基本的にこの規制のためだと思います。

 

直接その影響下にない海外FX会社も日本

人顧客の口座を守る観点で、

金融庁にマークされないように経営しております。

 

両建てをするなら、証拠金設定が、

売りと買いの大きいほう(MAXのほう)だけを

計算するMAX方式のFX会社で行い、

かつスプレッド狭く、レートが

滑らないFX会社で、やらないととても

不利です。

 

さらに各社違う、違反にならない両建て

のルールも守って行わないといけません。

 

両建ては、行きはよいよい、帰りは怖い、なのです。

 

つまり、エントリー時は損失が止まって

いい感じに見えるのですが、元のポジ

ションを利確するときには状況が2倍

苦しくなっている感じです。

 

その時、「耐えるのか,損切るべきなのか」

冷静な判断ができるメンタルが残っている

かが問題ですので、テクニカル的に事前に

両建てをやるべき強い根拠を持っていないと

売ってやられ、買ってやられ、相場の波に

翻弄されやすくなります。

 

パニックになって損ぎったところが底で、

モーレツにもどされて、さらにパンチを

食らって、ノックアウト。

 

「あー、ポンドは二度とやりません」と

みたいな状態で、3回に1回くらいは爆勝

ちもすると、とてもボラタイルなメンタル

状況になります。躁うつ病みたいになって

しまって、まじめな人ほど、危険です。

 

なので、以下の3つのよく使われている両建て

作戦にしぼって、最初はポンドが絡めない

通貨ペアでやられることをオススメします。

 

①守備の両建て:逆指値ストップロスと併用で損失拡大防止

「思惑と反し、レートが反対に動き思わぬ

損失を抱えた」というような場面で、前述

した「両建てで一時的な損失を回避する仕

組み」に逆指値や指値のストップロスを

組み合わせることで、「最大損失幅を確定

精神的な不安を解消した上で、できる

だけ損失を減らし、時間と手間をかけて

上手くいくと利益が狙える」という手法

です。

 

②イベント攻めの両建て:OCO同時注文と指標発表時に両サイドトラップ

米国雇用統計や大統領選挙等のような

重要指標や選挙結果などの発表の時には

結果が事前予想よりも良く出るか悪く

出るかでレートが大きく動く可能性

が高く、発表直前や直後では様々な思惑

が交錯しレートが乱高下する場面が頻繁

にあります。

 

そのような場面で、直前のレートから

少し離した価格で買い」と「売り」の

両サイドに同時にOCO注文を入れて

トラップを仕掛けることで、二重の

利益を狙えるという手法です。

 

この手法を活用する際には以下の3つの注意点があります。  

 

  1. 直前レートからなるべく離して注文を入れる(離しすぎるのもリスク)
  2. 利確幅を欲張らずに狭めに設定する(通貨ペアにもよるが10〜20pips程度が目安) 
  3. できるだけ「スプレッドが狭く、約定力の高い業者」を選ぶ 

 

OCO注文とは(オーシーオーちゅうもん)の「OCO」とは「One Cancels the Other」の略で、2つの注文を一度に発注しておき、どちらかが成立すると、もう一つが自動的にキャンセルになるという意味です。

 

③ゆったり王道の両建て:日足や4時間足でトレンドとうねり両獲り

②の「売り」と「買い」同時セットアップ

のような奇襲作戦ではなく、主従を混乱

させないためにも、堂々と大きくトレンド

を獲りに行くメインポジション(王の買い)

と、迫りくる外敵を都度撃破し利も取りに

枝葉のポジションである、サブポジション

(従者の売り)を明確化して、トレンドと

うねりを両方とる、完成系ともいえる

理想的両建てになります。

 

留意すべき両建てのデメリット 3選

とはいえ、両建ては、エントリーした時点で

ダブルでスリッページを払うから、マイナス

からトレードを出発して、ダブルの変動リス

クを背負い続ける行為ともいえます。

 

 ①注文量や決済の仕方を誤ると逆に損失が大きくなる 

証拠金を2倍使う形になる証券会社の場合、

思わず、レートの変化によって想定外に身

動きができなくなる可能性があります。

気が付いたら、敵に取り囲まれていた、

ような緊張感が走ります。

 

 ②身動きが取れなくなりその後のチャンスを逃してしまう  

スワップポイントによってはマイナス金利に

なってしまい、ポジションを保有している

だけで地味に損失が膨らんでいきメンタル

がやられます。

 

③そもそもエントリーした時点で2倍スプレッドを払っている 

オススメした3つの手法以外に、リスクと

コストが2倍になる両建てが有利である、

数学的根拠はないと思います。

 

だから、両建てすることが有利な環境を

選んで入らないといけないものだと思い

ます。

 

海外FX会社口座の両建て禁止事情

おそらくこの記事をご覧いただいている読者

も、XMでの両建てトレードに興味をお持ち

なのではないでしょうか。  

 

XMでは同一口座内かつ同じ銘柄であれば、

確かに両建ては禁止されていません。  

 

しかしながら、禁止事項が多くリスクの方が

高いといったデメリットがあり、違反して

しまうと最悪、口座凍結、利益返還請求され

てしまうリスクもあります。

 

利益の取り消し、出金拒否などの措置が取ら

れる可能性があります。これは、多くの海外

FX業者では追証の発生しないゼロカット

システムを採用しており、それらのサービス

を悪用した両建て取引を防ぐためですね。

 

MT4を使っているとFX会社や使用している

パソコンを変えてもIPアドレスや銀行口座な

どで、同一人物と判断すると、事実かどうか

関係なく口座を凍結されてしまいますので、

軽く考えないほうがいいと思います。

 

疑わしい行為だけでも、レッドカードで退場、

は十分ありうるということです。

 

もし、どうしても海外口座をからめて両建て

をやりたいのなら、TradeviewFX、FBS、

アキシオリー、なら他業者との両建ては禁止

してない、という情報もありました。

 

日本側のFX会社でMT4を使わなければ、補足

が難しくなるかもしれません。

自己責任でお願いします。

 

※各社の説明を読み、自己責任で契約し、

 トレードしてください。

 各社禁止事項は微妙に違いますので、

 熟読されたほうが良いかと思います。

 

国内両建て可能FX業者のオススメ3選

単に「両建てができる業者」というだけだと

たくさんの業者がありますが、「両建てが

できる業者」を選ぶ際に以下の3つのポイント

を満たす業者を選ぶことが大切です。  

 

国内両建て可能FX業者のオススメ選定条件

  • 証拠金が二重で掛からない(MAX方式で計算) 
  • 約定力が高い 
  • スプレッドが狭い 

 

特に「証拠金の計算方法」については、業者

によって「買いポジションと売りポジション

それぞれに証拠金が必要な業者」と「どちら

か高い方の証拠金さえあれば良い業者(MAX

方式)」の大きく2種類の業者がありますの

で注意が必要です。

 

国内両建て可能FX業者のオススメ条件該当FX会社

上記3つの重要ポイントを満たす業者の中で、

特にオススメな業者をは下記の3社になります。

 

  • 『マネーパートナーズ』
  • 『ヒロセ通商』  
  • 『OANDA japan』(MT4口座)

※各社の説明を読み、自己責任で契約し、トレードしてください。

 各社禁止事項は微妙に違いますので、熟読されたほうが良いかと思います。

 

まとめ

のべつまくなしに両建てをやるのは、金融庁

のいうとおりFX会社を2倍のペースで儲けさ

せているだけになります。

 

自分にとって、優位性のある、稼げる確率の

高い場面を早く特定して、その場面に絞って、

ルールをつくり、手順に則って粛々と行えば

リスクも管理できる手法になると思います。

 

間違えても、恐怖に駆られて、緊急避難的に、

両建てに逃げるようなトレードは行わない

ようにしましょう。

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