12月24日FX週間レポート・各通貨の今後の動き

今日は注目している3通貨の値動き、年始あたりまでの相場予想レポートにまとめました。

ユーロドル、ドル円、ポン円の3つの通貨ペアで過去1週間分のチャート分析です。

EUR/USD


1.218 あたりのレジスタンスを突破し、高値を切り下げながらディセンディングトライアングルのような形で推移しています。

今後の動きとしては、トライアングルを上抜けして上昇トレンドを継続するか、下に抜けて1.20600あたりを目指して一旦下落、そこから反発して再度上昇する流れが考えられます。

しかし、12月2日頃に1.20600を上抜けしてから、このサポートラインはなかなか底堅い印象があります。

また、イギリスで新型コロナの変異種が発表されましたが、ユーロドルに大きな下落は観測されず、市場に対するインパクトはそこまで強くないように思えます。

ユーロドルは今の所かなり強い上昇トレンドですし、下落は限定的だと思いますので、このような予想となりました。

 

USDJPY


大前提として、ドル円はこの2020年でずっと下降トレンドが続いています。
先週12月18日には102円台もつけています。

先週一週間のスパンで見ますと、青丸の高値が切り上げられ、赤丸の安値も切り上げられているので、ダウ理論上は下落トレンドが一時的に終了したと言えます。

また、クリスマス~年末年始で株式が手仕舞いされ、時期的にもドルが買い戻されて一時的に上昇する可能性はありますが、イベント的にも落ち着いてくる1月中旬あたりからドル円の下降トレンドが再開するのではと考えています。

103.5円あたりから104.0円の範囲で売り指値をばら撒いておき、今後の下落に備えるのが無難な立ち回りでないかと思います。

 

GBP/JPY

12月21日に見られる大幅な下落ですが、イギリスで新型コロナの変異種が発見されたことにより、ジョンソン首相がロンドンでの事実上のロックダウンを宣言したことが主な原因です。

クリスマスなどのイベントが近づいて来ましたが、家族同士であっても、あまり家で集まるなという注意喚起まで出たら、これほど下落するのも納得です。

 

今回の下落が下げ止まった原因は、テクニカル的な節目の価格によるものです。

ポン円は11月9日に、上向きの青矢印が出ているところでライトセーバーのような強い上昇を見せました。

それがだいたい137あたりなのですが、それ以降、キリのいい数字ということもあって、約2ヶ月間サポートラインとして機能し、下落を食い止めています。

 

また、139.25あたりに引いたラインも、意識されているネックラインとなっており、このラインを上に抜けるかどうかが鍵になってくると思います。

この状況の中、ネックラインを上に抜けられれば強い上昇相場と見て良いと思いますが、一旦は137と139.25の間でレンジを形成する可能性があります。

ドル円と同様、1月中旬辺りから株式などが買われ始めるようになると、ドル安とともに円も多少はつれ安となり、相対的にポンドの価値が上がります。

また、2ヶ月間守ってきた137のサポートラインも硬いですので、中長期的には上昇するのではないかと考えます。

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