今回のテーマは・・・
『FX自動売買は国内FX会社は使用禁止!?使えない理由とは』です。
このテーマを読むことで・・・
- 国内FX会社で自動売買が利用できない要因
- 自動売買が利用されない3つの理由
これらの知識を手に入れることができます。
FXを始める前にこの記事を読むことで、国内のFX会社で自動売買ができない理由を理解することで、国内のFX情勢も学ぶことができます。
それでは、これから具体的なお話に入っていきます。
まず最初に「国内でFX自動売買が利用できない要因」です。
国内でFX自動売買が利用できない要因
国内でFX自動売買が利用できない要因として3つの理由が挙げられるので、それらを紹介していきます。
- サーバー負荷の問題
- 法律による制限
- 注文方式での問題
上記について説明していきます。
サーバー負荷の問題
国内FX会社にて自動売買が禁止されている要因のひとつとして、サーバーの負担が大きい点です。
自動売買は裁量取引と比較すると、人がPCに張り付いていなくても取引が可能なため取引回数が増加し、サーバーに大きな負荷がかかります。
サーバーに負荷がかかると
- スプレッドが大きくなる
- レートの動きが止まる
- 注文が通りにくくなる
などの影響を及ぼします。
スプレッドが大きく開くと、よりスプレッドの安いFX会社へトレーダーが流れて行ってしまう可能性ができます。
レートの動きが止まると、アービトラージ*の餌食になるかもしれません。
アービトラージ*取引所間で価格差が生じてその差から利益をあげること
(例) ドル円の場合
A社が1ドル=120円、B社が1ドル=110円
その差の10円で利益を出す仕組みのことです。
注文が通りにくくなるとスリッページ(滑り)*が発生します。
スリッページ*注文価格と実際の約定価格の差
(例)注文価格110円で注文したのに実際の約定価格は111円になるなど
このため、ほとんどの国内FX会社では自動売買ツールを使ったFX取引を禁止しています。
注文方式での問題
国内FX会社のほとんどはDD方式と呼ばれる形式を多く採用しています。
DD方式とは顧客から受けた注文をFX会社で処理をした後、銀行に注文を流すという注文方式です。
この方式は、顧客とFX会社の「相対取引」であるため、顧客が損をするほど業者は得し、顧客が得をするほど業者が損をするのがDD方式です。
国内FX会社と海外FX会社の最大の違いはこの方式にあります。
海外業者ではNDD方式という方式で、注文をダイレクトに銀行へ流し、スプレッド分がFX会社の利益になるというシステムをとっている業者が多いです。
この方式の強みは注文を受けてから注文をFX会社で処理するか、それとも銀行に流すかを決めることができる点です。
顧客が取引で負けるほど、FX会社が儲かる仕組みになっています。
海外FX会社では銀行に注文を流し、その際のスプレッド分がFX会社の利益です。
法律に抵触してしまう恐れがある
国内FX会社でFX自動売買が禁止されている理由の最後は金融商品取引法に関する内容です。
この金融商品取引法というのをざっくり説明すると、『投資の助言』もしくは『代理を行う』場合は、金融庁や財務局の認可を受ける必要がありますよというものです。
この金融商品取引法の『投資の助言』にFX自動売買が該当する可能性があります。
そのため認可を得ずにサービスの提供をした場合、法律で罰せられる可能性があります。
この法律に触れることを国内のFX会社は嫌うため、国内で自動売買できるFX会社はほとんど存在していないのです。
以上が『FX自動売買は国内FX会社は使用禁止!?使えない理由とは』です。
まとめ
今回は・・・
『FX自動売買は国内FX会社は使用禁止!?使えない理由とは』
というテーマでお話させて頂きました。
・国内でFX自動売買が利用できない要因
・自動売買が利用されない3つの理由
大事なのはFXの仕組みを理解することです。
最初はFXに関連する法律やルールを理解するから始めてみてください。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
最後までご覧頂き、ありがとうございます。