2月初週の動きと、今後の相場展望を分析していきます。
相場分析には複合型移動平均線であるGMMAを用います。
早速見ていきましょう。
今週はユーロドルのレポートはありません。
USD/JPY
1週間を通してドル買いの強い週となりました。
1月末にまでは103円台でしたが、現在は105円の高値更新が続いています。
日経平均株価の上昇を背景としたリスク選好の円売り、バイデン新政権による追加経済対策への期待感が要因と言われていますね。
金曜日に雇用統計での結果が予想を下回った事により、一時的な反発をしています。
今週のポイント
ドルの上値は重たいと考えられていることから、しっかり反発してからの動きに注目です。
表示させているGMMAは青が短期線、赤が長期線の束になります。
GMMAの赤の束と青の束が交差してくると、相場転換のポイントと予想できるポイントです。
GMMAがタッチする程度ではなく、しっかり交わった所で見るようにしましょう。
EUR/JPY
EURJPYは週の始めに下落気味でしたが、週末にかけて急上昇しました。
2月2日に発表されたGDPのマイナス成長が原因となり下落気味では有りましたが、金曜日にはリスクオフの動きで反発したと見ていいでしょう。
来週のポイント
GMMAで見ると上目線では有りますが、角度が急なトレンドは反発も早い傾向にあります。
ファンダメンタルで見ても、主要通貨に対する米ドルの高圧力、ECBによるユーロ高への懸念といった売りの材料が多い状態です。
127.33付近の高値ラインに到達orその前に反発すると、下目線のポイントと予想できます。
円の買い戻しがあると大きく下にブレイクするポイントとなるので、注目していきましょう。
GBPUSD
GBPUSDはヒゲが多くかなり不安定な相場となっています。
2月4日の21時には英中銀金利発表がありましたね。
金利は一定水準でしたが、懸念されていたゼロ金利、マイナス金利に消極的な姿勢を示した事で急騰しました。
GBPJPYでは円売りの力も相まって高値更新中です。
今週のポイント
高値でしっかり反発をしている相場ではあるので、次の高値挑戦が注目です。
ラインは反発する事はあっても、それがずっと続くわけではありません。
ドルの売りが影響すれば相関的にGBPUSDも上昇目線に切り替わる可能性があります。
ラインブレイク後の上昇に注目していきましょう。
まとめ
- USDJPY→GMMA交錯後のトレンド転換
- EURJPY→高値反発or到達前の下落
- GBPUSD→ラインブレイク後の上昇
以上注目して行きたいと思います。
ドルと円の力が大きく影響を与える相場となりそうです。
相関に注意して狙って行きましょう。