こんにちは、VISIONARY INVESTORSの編集Sです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析の相場の週間レポートを担当させていただきます。
先週の為替相場の振り返りと、相場展望を解説していきます。
分析には移動平均線の集合体であるGMMAを用いて行います。
早速見て行きましょう。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
週初めには、高値切り下げで徐々に下落方向へシフトしていました。
これが週末金曜日になり、突然ブレイクして高値更新した形です。
欧州の新型コロナ感染再拡大を受けてリスクオフの動きが強まった事や、アメリカの経済指標が予想を上回るケースが多かった事が要因と見られています。
チャートを見ると、ローソク足の上下が徐々に小さくなる三角保ち合いの相場です。
ブレイクしたのは必然だったかなと思います。
今週の注目ポイント
高値更新となったので、次の動きが読みにくい状態です。
直近相場の傾向で週終わりにトレンドを作った場合には、週明けも継続する傾向にありますが月末と月初を挟む相場であるのでどちらに転ぶか分かりません。
米国雇用統計などの指標が影響する可能性があるので、一旦様子を見て行きます。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
先週まではレンジ相場でしたが今週に入り強い下落を決めました。
金曜日はドル買いの力が強かったのに対して反発している所を見ると、ユーロ単体での買いが強まっている事が分かります。
今週のポイント
今週はGMMAの長期、短期が交わって上昇傾向にあるのではないかと見ています。
チャート上に〇で囲ったポイントですが、赤と青の束が交わる+1.18143付近をブレイクで上昇目線に切り替わると捉えていますね。
しかし、ドルがこのまま買われ続けるようであれば、相関がかみ合わずレンジもしくは下落に転じる可能性があるので、あくまでドル円が反発している事が条件です。
GBP/JPY
GBP/JPY1時間足です。
週初めは下落が強かった相場ですが、安値で2回反発を決めて上昇に転じました。
2回の反発を経て上昇に転じる2番底のチャートパターンを形成しています。
これはトレンド転換の予測でも強いポイントです。
2回反発してGMMAが交わったポイントでは、強い上昇が見込めます。
今週のポイント
基本的には上昇目線の継続として見ています。
円売りの継続次第ですが、週初めに上昇を決めて来ればさらに伸びるのではないかと考えられます。
151.54付近でブレイクする事が条件です。
まとめ
USD/JPY→雇用統計に向けて形を作る可能性あり、一旦様子見。
EUR/USD→1.18143付近をブレイクすると上昇目線、USD/JPYが反発している事が条件
GBP/JPY→週初めに上昇をすればトレンド継続、151.54付近でブレイクすることが条件
以上となります。
今週は月末と月初の重なる週です。
金曜には米国雇用統計がありますが、多くの主要国が休場となるので相場のだましに注意して取引しましょう。