4月21日週間レポート 米国債10年の金利の動向で多くの通貨に影響が出そう

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析の相場の週間レポートを担当させていただきます。

 

今回もポイントは上昇し続ける株式相場、反対に先週は米国債10年利回りが下落していたのですが

今週になり少し上昇し始めています。

今週も米国債10年の金利の動向で多くの通貨に影響が出そうな相場状況となっていますね。

それでは、先週の相場の振り返りと今週の相場に関してまとめていきます。

 

まず、米国債10年利回りについて知らないという方は下記の記事を復習しておきましょう。

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企業決算も好調、経済指標の堅調、リフレ政策に火がつく

先週書いたレポート(先々週の内容)でも最高値更新という形でまとめましたが、先週も引き続き更新となりました。ただし今週では若干下がっています。

(黄色は先週の日時を示しています)

 

15日は不動産、ヘルスケア、テクノロジー系の株を中心に上昇、

他にも銀行銘柄の決算では予想の倍以上のトレーディング収入が出ています。

参考記事にもあるモルガン・スタンレーも過去最高収益を出しているとまとめられています。

 

参考記事

https://shikiho.jp/news/0/423131

 

先週時点での最高値更新の1つの原因として、中国のGDPの上昇も挙げられます。

世界の工場の中心地である中国のGDPは18.3%と過去最大の伸びになっており、世界のインフレを中国が後押しするとの見方を示すエコノミストもいます。

世界的なリフレ政策※に火がつくのももう少しというところでしょうか。

ただし、実際コロナウイルスによる実態経済が本当についていっているかどうかが怪しいところです。

リフレ政策とは・・・

デフレ状態を脱却し、インフレにならない程度の水準まで物価を引き上げるために、金融政策や財政政策を実施すること。 特に、世の中に出回る資金の量を増やすなどの方法で、人々が予想する将来の物価水準を示す期待インフレ率を押し上げ、デフレから脱却しようとすること

 

 

4月末はシーズナリティを意識したい

3月までの米国債の金利について、金利の上昇(国債が売られる)、ドルが購入され続けていたが4月に入り、金利が下がり、ドルも売られている状況です。

これはなぜかと言うと、利回りの上昇に魅力を感じた投資家たちが国債を買うために、ドルを買い、ドルの価値が上がりました。4月に入り、国債を買い始めた投資家たちはドルを売って国債を買います。

すると国債利回りは下がるので、金利が高水準に達してからの一服感をみた他の投資家たちは安心して株も買える=株があがる、ドルが売られているので相対的にユーロドルも上がります。

また4月の株式市場は過去15年間全て陽線で終わると言うアノマリーもあります。

ただし5月に入ると一変して下がる傾向にあるので、ロングポジションは早めに利確して5月に備えていきたいと考えています。

 

昨日米国債の上昇原因について記事をまとめていますので、是非こちらも参考にしてください。

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