株の見方 5日、25日、75日の株価を見る理由とは?

こんにちは、ビジョナリーインベスターズ、
株式投資の記事を担当するロボです。

本日は下記画像にある、
株価5日、株価25日、株価75日
について説明します。

移動平均を見る理由とは?

上記の株価5日、株価25日、株価75日とは代表的な移動平均期間になります。

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これらの移動平均線を見る理由としては、

①現在の株価との移動平均線の位置を見るため
②トレンドがどっちに傾いているかを知るため

大きくこの2点が挙げられます。

そもそも移動平均線とは、
一定期間の株価の平均値を線としてつなぎ合わせた指標になります。

ちなみに、移動平均値の求め方は、
5日であれば、5日分、
25日であれば、25日分の
株価を足して平均値を出したものになります。

5日間の移動平均値の例を説明すると、

1日:500円
2日:550円
3日:600円
4日:650円
5日:600円
6日:550円
7日:500円
8日:450円
9日:400円
10日:450円

1〜5日時点では、まだ5日分のデータが揃っていないので、
6日目から5日分の平均値が出ます。

6日の5日間の平均株価を見てみると、

(500円+550円+600円+650円+600円)/5
=580円

580円が平均値になります。

7日目の移動平均値についても同様に5日分の平均値になりますが、
注意したいのは、2〜6日までの平均値を調べるということです。

5日という期間の平均株価を求めていくので、
日付(期間)が変わるごとに平均値を求める範囲が変わっていきます。

それを踏まえて計算をすると

(550円+600円+650円+600円+550円)/5
=590円

7日目の移動平均値を求めると590円になります。

この様に算出した平均値を線でつないだ線が移動平均になります。

①現在の株価との移動平均線の位置を見るため

なぜ、株価と移動平均線の位置を見るかというと、
移動平均線より上にあるか下にあるかによって、
現在の株価が買われているのか、売られているのかを確認することができます。

現在の株価が移動平均線より上にあれば、
買われているという判断ができ、

逆に下にあれば、
売られていると判断ができます。

また、移動平均線を超えてるような株価の動きであれば、
転換点を迎えていると考えることができます。

②トレンドがどっちに傾いているかを知るため

移動平均線が上に向いているのか、下に向いているのかで
相場のトレンドを把握することができます。

たとえば下記の画像であれば、
移動平均線が上を向いているので、
上昇トレンドだと判断できます。

詳しくは最後の「移動平均の活用方法について」でも解説します。

なぜ5日、25日、75日なのか?

なぜ、移動平均線の期間は、
5日、25日、75日なのかというと、
短期、中期、長期の判断を行うためです。

・5日は1週間の平均値
・25日は約1カ月の平均値
・75日は約3カ月の平均値

となります。

短期的に下がっていても、
中、長期的に見たら上昇トレンドと言う判断ができます。

余談ですが、移動平均線より現在の株価が上にあれば、
過去5日間に買った人は大半は儲かっていると見ることもできます。

移動平均の活用方法について

上記の画像の様に、
短期移動平均線(黄色)が下向きになっています。

短期間だけでみると、
下降トレンドと言う判断になりますが、

中、長期間(赤色、緑色)でみると、
移動平均線が上向きになっているので、

上昇トレンドと判断できます。

これら2つを組み合わせて考えると、
一時的な下げ相場(押し目)の場合があるので、
中、長期的にはまだまだ上昇すると判断できます。

この様に、移動平均線を組み合わせて判断していくことが大切です。

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