VIX指数(恐怖指数)とは?先行き不透明な相場はトレードしない

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

 

トレードで利益を積み上げていくのであれば、

可能な限り簡単な相場で利益を積み増ししていきたいとは思いませんか。

 

あえて、大きく運用資金を溶かしそうな先行きも分からない

危険な相場で売買を繰り返しトレードしたくありませんよね。

今回は、投資家の相場の先行きに不透明感を持っていることが分かるVIX(恐怖指数)

について解説していきます。

 

「VIX」はVolatility Index(ボラティリティ インデックス)の略

投資家が見込むアメリカのS&P500種指数の価格変動率を、シカゴオプション取引所(CBOE)が算出・公表しているものです。

一般的に、先行き不透明な将来の株式市場に対する投資家の不安心理を表す指標とされ

指数値が通常は10から20の間で推移しているのですが

数値が大きいほど投資家が株式市場の先行きに不安を感じている状況を示しています。

 

過去、大きく数値が上がったのが

2008年のリーマンショック。サブプライム問題を中心とした世界規模で実体経済に危機が生じ世界的混乱となりました。

 

そして

2020年のコロナショック。パンデミックとして以上の恐怖が市場を通じて世界中に伝播し、VIX指数はリーマンショック時の水準を上回りました。

このように先行き不安視されるとVIX指数の数値も上がってきます。

世界中を巻き込む大きな事象は10年に1度の頻度となりますが

通常値と比較すると先行き不安で相場状況を把握するための参考情報となります。

冒頭にも記載しましたが、危険な相場でトレードする必要はありませんのでトレードを控え、様子見することも重要です。

通常値より急激にVIX指数が上がったかどうか把握して市場のセンチメントな状況を察してくださいね。

 

今はコロナショック以前(2019年以前)の水準になっているのか?

ちなみに、

VIX指数はコロナショックが生じる前の水準には戻っていません。

コロナショックまでの1年間はVIX指数の上限が20程度でした。

2020年2~3月にはコロナショックでリーマンショック時の水準まで高まりましたが、その後低下。

但し、その下限が1年前までの上限であった20の水準にあり、それ以下にはなりにくく、市場では潜在的な不安が残っている状況です。

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