6月頭の重要指標に注意【5月31日週間レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に全体の相場感をレポートさせていただきます。

 

今日は5月最終週の為替相場振り返りと今後の相場展望を解説します。
分析には複合型移動平均線のGMMAを用いて行います。

早速見ていきましょう。

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

週の始めは平均値の小さい相場が続きました。

しかし木曜日には、リスク選好による円売りが発生した事で強い上昇を決めています。

他のクロス円通貨でも全て上昇している状況になるので、米ドルの強弱は読めない状態になっています。

結果的に三角持ち合いからのブレイクを決めた形です。

 

今週のポイント

GMMAの目線で見ると上昇目線に見えますが、ファンダの動きなので相場の方向性が見にくい状況です。

今週金曜日は米国雇用統計も予定されているので、どちらに動いてもおかしくはない状況と言えるでしょう。

週末にかけて大きなトレンドはなく、様子見の持ち合い相場を継続する可能性が高いと見ています。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

週初めは上昇が強かったですが、2回高値の挑戦(ダブルトップ)から大きく下落する形になりました。

一時的に1.21805付近のラインで反発しましたが、下値への勢いが強かった事もあり大きな下落になっています。

金曜日の下落は米ドルの買いが影響しており、その後すぐにライン付近まで値を戻している状況です。

 

今週のポイント

現状でGMMAの交わりが発生している状況を見ると、このまま上昇方向にシフトするのではないかと見ています。

火曜日に多くのユーロ指標が控えている事から、平均値の高さに期待が持てるポイントです。

このまま上昇をして1.22051のラインを上抜けしてからがチャンスと見ています。

指標による一時的なブレイクであれば、すぐに反発する可能性も高いので注意しましょう。

ライン付近で小さな反発を繰り返したのちにブレイクすれば強い上昇と捉えられます。

GBP/USD

GBP/USD1時間足です。

こちらは決まったトレンドが発生せずに、長いレンジ相場を形成しました。

ポンド通貨の性質から、それなりに値幅は抜けるポイントであったといえます。

一時は上値の力が弱くなっていたので下落に向かうかと思いましたが、ライン付近でしっかり反発をした形です。

 

今週のポイント

今週から6月に入るという事で、レンジ相場が終了すると見ています。

しかし目線が読めないため、ブレイクの方向性を予想する事が難しい状況です。

1.42204をブレイク→上昇、1.40930をブレイク→下落といったように、レンジの高安値付近での動きを見て上げるといいでしょう。

こちらも、指標時の一時的な急騰急落ではなく、小さなローソク足でライン挑戦してからがトレンドのチャンスとして見ています。

 

まとめ

  • USD/JPY→目線が定まっていない状況。雇用統計まで持ち合いが続く可能性あり。
  • EUR/USD→1.22051のラインを上抜けすると上昇トレンドのチャンス
  • GBP/USD→レンジの高安値へ挑戦すると、ラインブレイク後にトレンド発生

 

クロス円がほとんど同じような上昇の形を作っているので、相場の方向性が見定めにくいです。

今週は火曜日から6月の開始という事で重要指標の多い週となります。

 

5月は平均値が小さな相場が多かったですが、月変わりをきっかけにボラティリティが高くなる可能性もあります。

 
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