こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
今回は6月度の雇用統計の振返りをしていければと思います。
まず、6月3日に公表された
ADP雇用統計は、雇用が期待していた以上に回復されたことを示し、予想を遥かに上回る97.8万人でした。
これを受けて、テーパリングが意識されてドル円も急上昇しており、雇用が期待したより回復しているのではないかという観測になりました。
※テーパリングについて詳細記事は下記をご覧ください
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そして、
6月4日に発表された米国雇用統計は、市場予想を下回る結果となりました。
非農業部門雇用者数が前月比55万9000人増で、市場予想の65万人に届かなかったのです。
失業率も前月の6.1%から若干改善し5.9%だったが、
予想の5.5%には届かなかった状況です。
この結果を受けてADP雇用統計から一転
テーパリングへの観測が後退した状況です。
(結果が良ければ政府が債権購入を縮小してもいいだろう・・・となっていた)
VIAで頻繁に解説させて頂いてるEURUSDについては雇用統計で上昇しました。
本命の雇用統計の数値の悪化は、
結果的にネガティブなサプライズとなりました。
この原因の1つが給付金による労働意欲の低下になります
これまで、コロナ政策で政府や州から給付金を受取り続けていることで
この受取金額が、労働で得ることができる
最低賃金を上回るという現象が発生し雇用に結びつかないからです。
当然、働かずしてお金を得ることができた方が好都合なので・・・
そして、
今週の重要指標は10日に発表の
CPI(消費者物価指数)の結果になります。
仮に数値が良かったら
テーパリングの可能性が再度懸念されるであろう為
- 株価下がる
- 債権利回り上がる
- ドルインデックス上がる
ことが想定されます。
直近の相場は
テーパリング懸念がどうかで左右されているので
引き続き動向を見守ることができればと思います。
世界の流れを紐解くことで優位にトレードすることができる場面もあるので
一緒に勉強していきましょうね。