こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に全体の相場感をレポートします。
8月2週目の為替相場を振り返ります。
チャートにはトレンドの角度を示すGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
先週に大きな上昇トレンドを形成しましたが、今週は転換をしてきました。
黒の四角で囲んだ箇所に注目です。
110.315のラインがサポートラインとして機能した状態で、数回の反発をしています。
ローソク足の平均値も小さくなっており、投資家の様子見状態であったと言えるでしょう。
金曜日になると、ラインブレイクと共に米ドルの売りが加速して急落をしました。
トレンドに乗っかりたいショート勢の注文と、それまでロングを入れていた投資家が週末にポジションを解消したいと考えたため、このような動きになったと考えられます。
今週のポイント
かなり急な下落となったため、一時的には反発をすると見ています。
日足で見るとレンジ状態であるため、109.557のラインが安値のラインとして意識される可能性が高いです。
米ドル単体での動きであるため具体的な相場の方向性は定まっていないですが、安値を起点として上昇orレンジ相場になると見ています。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
米ドルでの動きが影響した事で、ほとんどUSD/JPYと変わらない動きになっています。
安値を決めて持ち合い相場となり、金曜日に米ドルの売りで一気に上昇をしました。
EUR/JPYはレンジ相場となっているので、ユーロ単体での売買はそれほど活発でなかったと言えるでしょう。
今週のポイント
EUR/USDは近くに意識される価格帯があるので、そのラインへの挑戦が重要となってきます。
8月5日に意識されていた1.18274の価格に指値が貯まっていると見ています。
上昇の角度が急であることから一時的な反発はあっても、再度高値挑戦をしてラインを超えてくれば強い上昇のチャンスです。
しかし、米ドルが素直に上昇するとEUR/USDも引っ張られる可能性は充分にあるので、相関に注意して見ていきましょう。
GBP/JPY
GBP/JPY1時間足です。
週初めには高値圏でレンジが継続していました。
しかし、高値圏で数回の反発をしたのちに大きく下落をしています。
他のクロス円通貨はレンジを作る銘柄が多かったので、ポンドの売りも確認できた相場でした。
GBPUSDは米ドル売りによって上昇をしていますが、他のドルストレートに比べると力は弱かったので相関が喧嘩していたと見ていいでしょう。
今週のポイント
波のあるトレンドは反発をする習性にありますが、今回のGBPJPYも上昇へ転換すると見ています。
この後上昇を決めて、152.162付近のラインを超えて来るとさらに強い上昇が見込めるポイントです。
週明けは一時的に下落する可能性がありますが、他のGBP通貨ペアの相関を見る限りでは上昇の力があると見ていいでしょう。
まとめ
- USD/JPY→109.557のラインが安値のラインとして意識されて上昇orレンジ
- EUR/USD→1.18274のライン挑戦後のブレイクで強い上昇
- GBP/JPY→下落トレンドの転換
先週は重要指標の少ない週であったため、平均値のかなり小さい相場となりました。
唯一大きく動いたのは米ドルとポンドくらいであったと言えるでしょう。
その2通貨以外は充分な売り買いが確認できなかったので、今週になって強く動いてきそうです。
相場の急変動に注意して取引していきましょう。