こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に全体の相場感をレポートします。
8月3週目の為替相場を振り返ります。
チャート上にはトレンド判断をしやすいように、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
早速見ていきましょう。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
先週は週末にかけて大きな下落となりましたが、今週は一転して緩やかな上昇にシフトしました。
黒い枠で囲んだポイントに注目です。
安値のラインで2回の反発をしている事が分かります。
2番底といったチャートパターンで、2回目の反発後にショート勢の利確が加速したと見ていいでしょう。
クロス円通貨はほとんど下落をしているので、米ドルの買いが強かった相場です。
今週のポイント
週末にかけて上昇の力は消えていきました。
平均値が小さくなって持ち合い状態となっています。
持ち合いはトレンドの前兆と捉えられるので、どこかでブレイクがあるだろうと予想しています。
しかし、目線自体は決まっていないので、直近の高安値を抜くかどうかが重要です。
高値→110.174、安値→109.556のどちらに挑戦するかがカギになると見ています。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
長期的な下降トレンドが続いていますが、今週も下落の強い週となりました。
ユーロの売りも強かったですが、米ドルの買いも強かったため相関が揃った結果です。
しかし週末にかけては安値を決めた後に、安値圏でレンジを組む形となっています。
今週のポイント
8月11日と8月18日に付けた安値のラインがかなり意識されている価格帯です。
金曜日の終値は高値のラインとして意識されています。
今週はこのラインをしっかり抜けるかどうかが重要になってきそうです。
1.17066あたりのラインで反発を繰り返して、じわじわと上昇してきたら相場の転換と見ていいでしょう。
GBP/JPY
GBP/JPY1時間足です。
こちらも強い下落トレンドの継続が続いています。
ポンドの売りがかなり強い週となりました。
18日には一時的に上昇をしてきましたが、完全に転換したわけではなく、ダブルトップを作って再び下落をしています。
17日の安値ラインは特に意識される事なく、ローソク足1本でラインブレイクしている状態です。
今週のポイント
GBPUSDを見ても強いポンドの売りが確認できています。
そのため、目線を予想するのは難しいほか、どこで転換をしてくるかが分かりません。
テクニカルの分析では反発ポイントを見るのが難しいと言えるでしょう。
仮にトレンドが継続したとしても、その後すぐに転換してくる可能性もあるので根拠を持って打てるポイントではありません。
今週のポイント
- USD/JPY→持ち合い後の高値→110.174、安値→109.556のどちらに挑戦すると同じ方向にトレンド発生
- EUR/USD→上昇目線。1.17066あたりのラインで反発を繰り返して、じわじわと上昇してきたら相場の転換。
- GBP/JPY→ポンドの強い売りが続いていることから、今後の目線が読めない状態。
今週は木曜日に注目度の高い指標が多いので、週明けすぐはその指標が意識されてあまり動きがない可能性があります。
持ち合いを作って来ればトレンドのチャンスがあるので焦らずに待つようにしていきましょう。