ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
今週はファンダメンタルの影響が出やすい相場のため
FOMC前に注意すべき点をまとめました。
今回注目するポイントは
- 長期債(20年,30年)のイールドカーブの逆転
- ADP雇用統計結果(FOMC直前にあります)
- テーパリング 開始時期の発表
この3点です。
イールドカーブの逆転とは?
イールドカーブ(利回り曲線)とは、債券の最終利回りと残存期間に対応する点をつないだ線ことを言います。
イールドカーブについては詳細は後ほどまとめておくので、割愛しますが(気になる方は検索してください)
注目したいのは、アメリカの20,30年債のイールドカーブが、赤丸で囲ったところで逆転したことを受けテーパリングをしない可能性もあるのではと噂されている点です。
つまり、20年債よりも30年債の利回りが下がるということはざっくりとわかりやすくいうとその国の未来に不安がある=将来の成長率が鈍化するのではと債権投資家との見方が広がっているということになります。
これによって、今回のFOMCではテーパリングの開始はしないのではという憶測も広がっています。
ADP雇用統計結果とテーパリングの開始時期について
長期債のイールドカーブの逆転により予想が複雑になってきました。
これはFXロボの予想ですが、ADP雇用統計結果が悪ければ(予想下回れば)テーパリング時期 が見直されるかも?と思っています。
下記4パターンを考察しました。
- ADP良い▶︎テーパリングは予定通り▶︎株は失望売り、ドルやゴールドなど安全資産が買われる、ユーロドル は下落
- ADP良い▶︎テーパリングしない▶︎イールドカーブの逆行を見てテーパしない可能性あり、株は上昇するかも?その場合ユーロドルは上昇
- ADP悪い▶︎テーパリングあり▶︎雇用が回復していないのに引き締めする、つまり株はかなり下落する可能性、ドルが上昇、ユーロドルはかなり下落
- ADPが悪い▶︎テーパリング しない▶︎株などが上昇、リスクオンが先行しかなり上昇があるかも、ユーロドルは上昇
FOMCでの注目ポイント
今回のFOMCは非常に多くの投資家が注目しており、かなり大きな相場の動きが予想されます。
ポイントは、パウエル議長が
「テーパリングに関してどのような見解を示すのか?」
が重要になってくると思います。
また、テーパリング をやめた場合は、ユーロドルや株は上昇すると思うので、
ポジション持っている方、ツール運用されている方は十分注意してください。(基本的に重要指標時はツールオフ推奨です)