ユーロは下落トレンド継続の可能性【11月22日週間レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

本日は11月4週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を見極めるために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。
週初めは再度上昇をしてきて、高値の更新をしてきました。

一時的に115円付近まで上昇を決めましたが、結果的に115円を更新する事はなく転換している状況です。
11月17日には強いドル売りで下落をしましたが、急落のためすぐに反発をしました。
しかし金曜になって、強い円買いが影響して113円台まで下落して終値を付けた形です。

今週のポイント

調整局面の相場になったという事で、レンジ相場で推移するのではないかと見ています。
先週は米ドルでの動きが弱かったので、今週は特別大きなトレンドは出ないとの予想です。

高値→114.285、安値→113.583あたりの価格帯が意識されると考えられます。
当然ラインを抜いてくるとトレンド発生の前兆となるので、慎重に見ていくと良いでしょう。

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。
ユーロの売りが継続して強い相場となっています。

10月20日に高値を付けてから、ずっと下落をしていますが今週も強いトレンド継続となりました。

週始めには持ち合い相場となり、その後にトレンドが一服した形です。
一時的にGMMAが交わりを見せたので、転換もあり得ると考えられるポイントでしたが、ライン手前で反発をして円買いの影響を受けて急落した相場になります。

今週のポイント

ユーロ売りと円買いの相場となっているので、テクニカル目線での分析は見ずらい状況です。

今回反発をした安値ラインは、8月と9月に意識されたラインであり指値が集中しているポイントであったと言えるでしょう。

もしもこのままユーロの売りが加速して、127.975のラインまで再度挑戦してくれば、下落トレンドの継続が見込めます。
平均値が低い場合は、安値ブレイク後に127.975が高値となったレンジの可能性もあり得ます。

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。
ユーロ売りの影響で、こちらも下落の強い相場が続いています。

しかし、EUR/JPYのような強い下落は見られず、若干ではありますが転換の前兆を見せた相場であったと言えるでしょう。
17日に一度安値を付けて反発、その後再度下値挑戦をして同じ価格帯で再度反発をした形です。

今週のポイント

現状の相場は2番底という、トレンド転換のチャートパターンを作っています。
このまま素直に上昇してくると、転換もあり得ると見ていいでしょう。

当然米ドルの動きなどが重要となりますが、テクニカル上は上昇してもおかしくないポイントです。
ただし、ユーロの売りが強いのは懸念で、1.12503のラインへ再挑戦してブレイクすれば、下落トレンドの継続もあり得ます。

まとめ

  • USD/JPY→高値→114.285、安値→113.583あたりの価格帯が意識されるレンジ
  • EUR/JPY→127.975のラインまで再度挑戦してくれば下落トレンドの継続or高値になったレンジ
  • EUR/USD→2番底からの上昇、ユーロや米ドル次第では1.12503のラインへ再挑戦後のブレイク

米ドルと日本円で相場が動く事が多いので、方向性が読みにくい相場であると言えるでしょう。
各通貨で荒れ相場が続いたので、今週は比較的おとなしい相場になってもおかしくはないです。
年末相場らしく動いているので、慎重な取引を心掛けていきましょう。

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