FOMC前の慎重な相場状況【12月13日週間レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

12月2週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を見やすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足の様子です。

強い下落が継続していた相場でしたが、今週はレンジ相場を組む形で終わりました。

先週も安値圏でレンジを組んだので、下値挑戦をしたら下落トレンドの継続と思われましたが、大きなトレンドが出なかった形です。

週初めにはリスクオンの流れで上昇をしました。

しかし、その後は安値ラインが強く意識をされて持ち合いを作っています。

 

今週のポイント

今週は、安値ライン更新後の下落が強くなる相場ではないかと見ています。

113.271当たりのラインが強く意識されているので、このラインに再度挑戦をしてきたらチャンスです。

しかし、再度挑戦後に下ヒゲを付けて上昇をしてくればダマシの可能性もあります。

今週はFOMCがあるので、週初めは平均値の低い相場に注意してください。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

各通貨で平均値の小さい相場が続きましたが、唯一ユーロのみ活発な売買が見られました。

週初めにはレンジを組んで規則正しく反発をしましたが、8日には急激なユーロ買いによって大きな上昇を決めています。

黒い〇のポイントに注目です。

高値圏で上ヒゲやコマ足が連発していますが、これはトレンド転換のサインとなるパターンです。

結果、急騰後に急落を決めており、トレンドが長く継続する事はありませんでした。

 

今週のポイント

 

週末に上下に長いヒゲを付けて終わっているので、相場の方向性は定まっていない状態と捉えられます。

ただ、相場を見る限りでは基本的に上昇の力が強いと見ていいのではないかとの予想です。

128.565あたりのラインに挑戦して、じわじわと抜いてきたら上昇のサインと捉えていいでしょう。

年末相場で懸念の多い状況であるため、根拠自体はそこまで強くないです。

ユーロ単体だけでなく、クロス円との相関重視で分析をしていきましょう。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

ドルストレートの方でも、ユーロの活発な売買が目立ちました。

一度は急騰をしたものの、その後コマ足と上ヒゲを付けて下落しています。

しかし、それほど大きな下落をするわけではなく、前回の安値ラインに到達をせずに反発している状況です。

 

今週のポイント

 

EUR/USDに関しても、今週は上昇が強いのではないかと見ています。

安値切り上がりの状態であるため、小さな波をつけながら上昇しそうです。

しかし、先週のような急騰であった場合は反発も早そうなので注意です。

狙うとすれば、小さなローソク足でだらだらと上昇したらチャンスと見ていいでしょう。

 

まとめ

  • USD/JPY→113.271当たりのラインに挑戦してブレイクしたら下落のチャンス、FOMCに懸念
  • EUR/JPY→128.565あたりのラインに挑戦して、じわじわと抜いてきたら上昇のサイン
  • EUR/USD→小さな波をつけながら上昇、急騰の場合は反発も早いので注意

ここのところ、オミクロン株やアメリカのインフレなどが影響をして不安定な相場が続いています。

テク二カルの通用しない相場が続いているので、今週も慎重に狙っていくようにしましょう。

 

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