こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
1月初週の為替相場を振り返ります。
チャート上にはトレンド把握のため、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足の様子です。
昨年1年間で大きく上昇したUSD/JPYですが、今週も初動で大きく伸びました。
一時は116円台まで価格を伸ばすなどして、相変わらず円売りのリスクオン相場が継続した形です。
しかし、一時的に高値を更新した後は下落に転じています。
徐々に高値が切り下がっており、上昇の勢いは弱まっている状況です。
FOMCや雇用統計でもそれほど大きく動く事はありませんでした。
今週のポイント
今週は、下落目線に切り替わるのではないかと見ています。
それまで安値として意識されていた、115.65付近の価格を下抜けしてきたので、仮に上昇するとしてもこのラインが支えとなる可能性が高いです。
当然ファンダの影響は懸念しなくてはならないですが、大きく下にブレイクしてもおかしくはありません。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足の様子です。
ユーロは若干ではありますが、買いの勢いが強かったように思えます。
週明けから徐々に高値を更新して、波のある相場となりました。
数回の下落をしていますが、ところどころで下ひげを付けて上昇しており、ロング勢力の力が上回った相場と言えるでしょう。
今週のポイント
今週のEUR/JPY相場は、このまま高値圏でレンジが継続するのではないかと見ています。
他の通貨ペアでは小さな平均値で推移したにも関わらず、EUR/JPYのみ活発に売買が行われている状況です。
合成通貨という側面を持つにしても、ユーロと円で大きな売買があったのは間違いないので、一旦落ち着いた値動きになる可能性が高いでしょう。
しかし、円には買いが入る可能性が高いので、その際にはユーロ円も連動して下落する恐れがあります。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
こちらは、急騰急落が頻発する不安定な相場になりました。
1時間足以上の上位足で見ると明らかなレンジを組んでいる状況です。
初動ではユーロ売りとドル買いの影響で大きく下落、週末にはドル売りユーロ買いの影響で急騰と、どちらも相関が揃っての動きとなっています。
今週のポイント
今週の相場では、まずは一時的に下落をしてくるのではないかと見ています。
為替相場の習性である急騰急落後の反発が出るのではないかという予想です。
その後は、ユーロ円と同様に落ち着いた値動きになるのではないかと見ていますが、米ドルの売り次第では上昇も考えられます。
まとめ
- USD/JPY→下落目線の継続。仮に上昇しても115.65付近の価格がレジスタンスラインとなる可能性が高い。
- EUR/JPY→レンジ相場の継続。円買いによる下落の可能性も考えられる。
- EUR/USD→初動で下落後にレンジ相場の形成。
1月2週目に入るという事で、テクニカルが徐々に通用してくるのではないかと考えられます。
先月の経済動向による指標発表もあるので、特にアメリカ指標には警戒して狙うと良いでしょう。