こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
1月3週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を分析しやすいように複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
先週に大きく下落したドル円相場ですが、今週は特に大きな価格変動が見られませんでした。
週初めにはじわじわと上昇を決めましたが、週末にかけて徐々に下落をしています。
1月18日に一時的な急騰を見せましたが、1月10日に付けていた安値ラインが支えとなって反発をした形です。
その後は数回の上ヒゲを付けて下落に転じていますが、高値へ挑戦する素振りがなく、ショート勢力の勢いが強かったと言えるでしょう。
今週のポイント
先週がソーサー気味に下落をしてきたので、通常であれば下落目線に向かうパターンです。
しかし、金曜日の終値がちょうど安値ラインの値となるので、ライン上で反発をすれば転換もあり得ます。
113.459の値くらいまでじわじわと下落してくれば、再度下落目線に切り替わると考えていいでしょう。
しかし、急落によるブレイクであれば、その後の利益確定によって上昇する可能性が高いです。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
今週はリスクオフの相場になったので、ユーロなどの通貨で売りが強い相場になりました。
EURJPYチャートで見ても、ユーロ売りと円買いの影響で下落トレンドを形成しています。
トレンドの最中には一服をしており、平均値が小さくなったところで再度強い下落を見せた状況です。
その後は陰線の連続で陽線を挟むことなく、下値へ向かう形となりました。
今週のポイント
今週は、リスクオフ相場が継続するかどうかにもよりますが、平均値の低い状態で推移するのではないかと見ています。
このまま安値圏でレンジを組む可能性が高いと見ていいでしょう。
大きく動いた次の週になることや、月末という事もありラインが意識されそうです。
しかし、円買いが継続してくれば、128.500のラインを超えたあたりで再度下落するポイントでもあります。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
EUR/USDでも、ユーロ売りが強く影響をして下落トレンドを形成しました。
先週は米ドル売りによる上昇トレンドが形成されていましたが、高値を付けて反発してきた形です。
また、今週は米ドルでの動きが小さかったため、ユーロ単体で動いていた相場と言えるでしょう。
週末にかけては安値を決めてレンジを組んでいますが、レンジ内で安値の更新をしている状況です。
今週のポイント
レンジ内のローソク足を見ると、上ヒゲが頻発している事が分かります。
これは、上昇への力がショート勢力の強い力によって押し戻されている状況です。
ユーロ円同様にこのままレンジが続くと予想していますが、仮にトレンドを作ったとしても下方向に伸びるのではないかと見ています。
まとめ
- USD/JPY→113.459までじわじわと下落すれば、下降トレンドの継続
- EUR/JPY→安値圏でのレンジ、円買いが継続すれば下降トレンドの継続
- EUR/USD→安値圏でのレンジ、上ヒゲ頻発のため上昇の力は弱い
月末はトレンドを作りにくいほか、ライン上で指値が入って反発をしやすい傾向にあります。
大きな値幅が見込めない可能性があるので、狙う際は充分注意して取引していきましょう。