ユーロは下目線になる可能性が高い【1月31日週間レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

1月最終週の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱が判断しやすいよう、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

ドル円1時間足の様子です。

先週のドル円相場は、一気に上昇方向へとシフトしてきました。

チャートの黒い四角で囲ったポイントにご注目下さい。

円安を付けてから反発を繰り返し、徐々に安値が切り上がっている事が分かります。

 

このパターンは、上昇方向に向かう転換の合図へとなりやすいです。

今回はドル買いの影響により大きな上昇をした結果ですが、事前には前兆を見せている状態でした。

FOMCや米GDPといった注目指標も多く、米ドル起点で相場が荒れた形です。

 

今週のポイント

 

先週は大きな平均値で推移したので、今週の序盤は落ち着いた値動きになってくるのではないかと見ています。

このまま高値圏でレンジ気味に推移してくるのではないかという予想です。

また、今週末には米国雇用統計もあるので、その指標に向けて投資家達も様子見になる可能性が高いと見ていいでしょう。

1月18日に付けた高値ラインである115.000あたりの価格帯に指値が貯まっていると考えられることから、

このラインで反発をしたら再度上昇にシフトする可能性もあります。

 

EUR/JPY

ユーロ円1時間足です。

こちらは明確なトレンドが出るわけではなく、安値圏でレンジを組んでいます。

赤いラインが安値のラインですが、何度も挑戦をして反発をしている形です。

このラインを一度も更新する事はなく、下ヒゲを付けて反発しましたが、力はなく上昇に転換する事もありませんでした。

レンジが長くなっているので、トレンドの前兆と見ていいでしょう。

 

今週のポイント

 

ユーロ円相場は大きく動いてくるのではないかと見ています。

前述したようにレンジ期間が長くなると、大きなブレイクの前兆となりやすいです。

安値ラインにしつこく挑戦をしていますが、指値も効かなくなるタイミングと考えられるので、

このまま下方向へブレイクしてきたら下落トレンド再開の可能性大です。

 

しかし、再び反発をすればショート勢力の諦めにより転換する可能性もあります。

円での動きが重要となるので、相関をチェックしておきましょう。

 

EUR/USD

ユーロドル1時間足です。

ユーロ単体での強弱は感じられず、米ドルの買いが強く影響した相場になりました。

週初めは小さな平均値で推移をして、米ドルの買いで大きな下落を招いた相場です。

高安値が切り下がり、ローソク足の平均値も小さくなる三角持ち合いの相場からブレイクを決めた形です。

 

今週のポイント

 

今週は、米ドルの影響で週末まで小さな平均値になるのではないかと見ています。

しかし、相関を見る限りユーロは下目線になる可能性が高いです。

金曜日の安値である1.11214あたりを超えて来れば、強い下落トレンドが再開されると見ていいでしょう。

ただし、金曜日は雇用統計の影響で相場の方向性も変わる可能性があるので注意してください。

 

まとめ

 

  • USD/JPY→週末にかけてレンジ気味に推移、115.000あたりの価格帯が強く意識される可能性が高い
  • EUR/JPY→安値ライン更新後に強い下落
  • EUR/USD→下目線の継続、1.11214あたりを超えて来れば強い下落トレンドが再開

 

火曜日から2月がスタートします。

月初めは雇用統計だけでなく、各国の重要指標が多くなるので、ファンダメンタルによる相場のダマシには注意して取引をしてみてください。

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