こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
2月初週の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を測るために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
ドル円1時間足です。
週始めにはラインをブレイクして下落しましたが、その後は上昇に転じています。
一時的にドル売りが強くなった相場でしたが、1月の末に支持線となっていたポイントが起点となりました。
反発後は緩やかな上昇、また雇用統計でのドル買いも影響して、週始めの価格帯付近まで戻している状況です。
上下の動きが激しかった相場であると言えるでしょう。
今週のポイント
先週は上下に大きく動いてきましたが、今週は高値への挑戦がカギとなってくると考えています。
1月の末は115円後半の価格で高値を付けましたが、
このラインで反発をするか割ってくるかで相場が決まりそうです。
高値挑戦後にじわじわと上昇を決めてきたら、さらなる上昇のチャンスと言えるでしょう。
長期的に見ても米ドルは早期利上げの実施といったドル上昇圧力の材料が多いです。
今週は目立った指標こそないですが、上昇の可能性は充分考えられると言えるでしょう。
EUR/JPY
ユーロ円1時間足です。
しばらく動きがなかったユーロですが、先週大きく動きました。
長い間小さな平均値で推移していたので、
今回のブレイクは偶然ではなく必然的なものであったと言えるでしょう。
結果的には、ユーロ買いと円売りの相関により、急騰した相場になりました。
今週のポイント
相場がかなり動いたので、基本的には高値圏でレンジを組んで来るのではないかと予想しています。
しかし、先週の上昇が継続する可能性も考えられます。
132.070あたりの価格帯で一服、上昇過程の押し目となって上昇というパターンも頭に入れておくと良いでしょう。
EUR/USD
ユーロドル1時間足です。
米ドルは週末にかけて買いが強かった相場ですが、それ以上にユーロ買いの影響が強く出ました。
2月2日の高値ラインが意識されると予想されましたが、指値の影響はなくローソク足1本でブレイクをしています。
その後は高値圏で一時的に下落(雇用統計の影響)をしましたが、転換とはならず持ち合いで終わりました。
今週のポイント
ユーロ起点で相場が動いているので、基本的にはユーロ円と同じレンジor上昇の予想です。
しかし、USDJPYがドルの力で上昇してきたら、ユーロドルはそこまで伸びないでしょう。 為替相場では、急騰急落後に反発をする傾向にありますが、ユーロの買いが一時的であれば転換もあり得ます。
まとめ
- USD/JPY→高値挑戦後のブレイクがあれば、新たな価格帯で上昇トレンドを形成する可能性大
- EUR/JPY→高値圏でレンジ、一服後には上昇過程の押し目となってトレンド再開の可能性
- EUR/USD→基本的にはレンジを組んで上昇の予想、USD/JPYがドル起点で上昇すれば転換する可能性があるので注意
今週は注目度の高い指標が少ないです。
そのため、テクニカルで狙い目になるのではないかと考えています。
先週はポンドで2期連続の利上げが決定しましたが、徐々に各国で政策金利の動きが出ているので注目しておきましょう。