世界情勢等のニュースに要警戒【2月21日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

2月3週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの分析がしやすいよう、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

ドル円1時間足です。

先週のドル円は、極端なトレンドこそないですが、若干円買いの力が強かった相場と言えるでしょう。

週初めは小さな平均値で推移していましたが、木曜日には日中から大きな下落を決めています。

 

ウクライナとロシアの情勢悪化による円買いが進行した形です。

その後は下落トレンドが続き、一時的ではありますが安値への挑戦をしてきました。

しかし、安値圏では下ヒゲを付けて、そこまで大きな下落には繋がっていません。

結果的に安値更新失敗となり、2月中旬に意識された115.000円あたりの価格帯で落ち着いています。

 

今週のポイント

今週は、再度安値への挑戦をしてくるかが重要になると考えています。

GMMAの長期線束に当たって反発をしているので、まだまだ下落への力は残していると言えるでしょう。

先週決めた安値ラインである、114.793あたりのラインをブレイクしてくるかどうかが重要と見ています。

また、今回の予想は緊迫するウクライナとロシアの情勢によって変わってくるので、リスクオフの流れになった際には注意してください。先週のような予期せぬクロス円の下落が発生する可能性もあります。

 

EUR/JPY

ユーロ円1時間足です。

ユーロは週を通して、現在の価格帯で推移する状況となりました。

明確なトレンドが出る事はなく、レンジ気味に推移しています。

先週は角度を付けた急落であったため、週初めにはじわじわと上昇していきました。

しかし、高値挑戦も上ヒゲを付けて下落しており、結果的には安値ラインと同じ値で終値を迎えている形です。

 

今週のポイント

終値がライン付近で終わってしまったので、週初めの動きが重要となってくるでしょう。

ラインを下抜けしたポイントで下落気味に推移してくれば、このまま緩やかな下落トレンドに繋がるのではないかと見ています。

こちらもリスクオフで円買いが進行すれば、ユーロ円も大きく下落してくると思われるので、急変動に巻き込まれない事が重要となってきますね。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。こちらも先週から下落トレンドが続いていましたが、安値を付けて反発をしています。

安値圏で付けた長い下ヒゲ(2月14日の朝4時ごろ)の足が、トレンド転換のサインになったと考えていいでしょう。

しかし、上昇が長く続くわけではなく、その後はレンジ気味に推移しています。

 

今週のポイント

一時的な転換は、下落過程の戻り売りとなる可能性もあります。

今のレンジ幅からどのように動いて来るかが勝負となるでしょう。

1.1400あたりが高値、1.13209が安値として意識されているラインです。

基本的には下落方向の力が強いとは思いますが、米ドル次第では上昇になる可能性もあります。

このままレンジ期間が長くなれば、次にブレイクしてきたポイントで大きなトレンドが発生すると考えていいでしょう。

 

まとめ

  • USD/JPY→114.793あたりのラインをブレイクして来れば下目線
  • EUR/JPY→現在価格の安値ラインを抜いて来れば、下落方向に推移
  • EUR/USD→レンジ期間が長くなれば、次にブレイクしてきた方向へ大きなトレンドが発生

 

リスクオフの流れが顕著に出た相場なので、市場や世界情勢等のニュースには要警戒です。

テクニカル分析が通用しない不規則な相場になる懸念はあるので、資金管理には充分注意して勝負していきましょう。

 

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