ウクライナ情勢より一層警戒【2月28日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

2月最終週の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を見やすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

週初めは小さな平均値で下落気味に推移しました。

その後は、一度安値を付けて反発→レンジと大きな動きはなかった状況です。

 

しかし、木曜日にはロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始したことにより、円が買われて大きな下落を決めました。

すぐに急騰をしているので、2番底の反発をした相場と言えるでしょう。

円の買いも強かったですが、同様に安全資産と認識されている米ドルも買われた形です。

 

今週のポイント

 

テクニカル面で見ると、現在価格115.775あたりの価格帯が強く意識されている相場であると考えられます。

再度高値へ挑戦してくれば、上昇トレンドの再開もあり得ます。

今後は、ウクライナとロシアの悪化する情勢に対して、アメリカがどのような動きを示すかで、相場の方向性が変わると見ていいでしょう。

テク二カルでは上昇予想ですが、ファンダメンタルの影響でダマシの増える懸念もあります。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

週初めはレンジ相場で推移しており、大きなトレンドは発生していません。

その後木曜には、円買いが強くなった影響で一気に暴落しています。

円買いは一時的なものですぐに反発をしましたが、青い〇の箇所で反発をしました。

2月22日に付けた安値に抵抗をしましたが、その後はすぐにラインを破って上昇に転じています。

ユーロの買いも強くなり、相関が揃った事が上昇の背景と言えるでしょう。

 

今週のポイント

 

テクニカルの目線で見ると、130.744あたりの値で反発するか、ブレイクするかが重要となってきます。

レンジを形成していた際の高値ラインであり、この値まで上昇してじわじわとブレイクしてくれば上昇トレンドの発生と見ていいでしょう。

しかしこちらも、ロシアとウクライナ情勢によるダマシも充分あり得るので警戒が必要です。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

EUR/JPYと同じような値動きで推移しています。

週初めはレンジを形成しましたが、その後のリスクオフにより急落しています。

一度の下落でほとんど反発することなく、一気に250pipsほどの下落幅を記録しています。

反発も早く、トレンドの半値付近まで価格を戻しています。

 

今週のポイント

今週は、レンジを作っていた時の安値ライン(1.12930)付近の価格帯が意識されるのではないかと考えています。

挑戦後に反発してくればレジサポ転換となり、1.12930以下の価格帯で推移すると見ていいでしょう。

しかし、ラインをじわじわとブレイクしてくれば、上昇トレンドの継続が見込めるポイントです。

 

まとめ

 

  • USD/JPY→115.775あたりの価格帯へ再度挑戦してくれば上昇トレンドの可能性
  • EUR/JPY→130.744あたりの値で反発するか、ブレイクするかがカギ
  • EUR/USD→1.12930付近で反発すれば、1.12930以下の価格帯で推移

 

ウクライナとロシアの情勢により、相場も混乱状態にあります。

そのため、慎重に取引する事が重要となってくるでしょう。

3月のスタートとなりますが、リスクの回避から投資家達も様子見に入って平均値の小さい相場になる可能性もあります。

週末には雇用統計もあるので、今週の相場にはより一層警戒していきましょう。

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