リスク管理を徹底する【3月7日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

3月1週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンド分析がしやすいように、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

先週の終わりは高値圏で推移していましたが、その後すぐに下落トレンドを形成しています。

2月末の相場と同様に円の買いが進行して、短時間で1円ほどの下落幅を記録しました。

 

今週は、その時に作った安値ラインと、急落前の高値ラインが強く意識された相場であったと言えるでしょう。

その後は、すぐにトレンドが転換して急騰しましたが、金曜には一転して下落に転じています。

雇用統計なども意識された相場ですが、価格の方向性が決まることのない不安定な相場で1週間を終えました。

 

今週のポイント

 

ロシアやウクライナの情勢もあって、不安定な値動きが続いています。

相場全体で見るとリスクオフですが、米ドルと日本円はどちらも安全資産との認識があるため、買い売りが均衡してもおかしくないでしょう。現在は115円と114円の間で大きなレンジを形成しているので、このまま平均値が小さくなるのを待った方が良いです。

現時点ではどちらに動くかが見にくいため、小さなレンジでトレンドの前兆を待つことが重要となります。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

ユーロは、週を通して売りの強い相場になりました。

週初めは緩やかな下落、その後反発をしましたが、2月28日につけた安値ラインが意識されており、高値挑戦に失敗した形です。

長い上ヒゲを付けて瞬時に反発したので、下落方向への指値が貯まっていたと言えるでしょう。

その後売りが加速して安値ラインでは一時的な反発をしましたが、すぐにブレイクをして下落トレンドを形成しています。

 

今週のポイント

 

リスクオフ相場が続いていますが、ファンダメンタルでの影響がない限り、上昇方向に推移するのは難しいのではないかと見ています。

現在の価格帯で平均値の小さなレンジを形成するか、そのまま現在の安値を超えて、再度トレンド継続があってもおかしくありません。

125.059(現在の安値ライン)をじわじわとブレイクしてきたらチャンスになると言えるでしょう。

しかし、ひとしきりトレンドの発生した後であるため、大きなpipsの獲得は期待できないです。

 

EUR/USD

EURUSD1時間足です。

EURJPYと同様に、ユーロの売りが強かったせいから、大きな下落トレンドを形成しました。

投資家たちがユーロは売りと判断した結果と言えるでしょう。

米ドルでもそれなりに活発な売買が行われていましたが、それ以上にユーロの売りが強く、傾斜は緩やかですが、強い下落トレンドを作っています。

GMMAで見ても、長期線と短期線が一度も交わることなく、小さな反発のみ出現したのちに下落を決めた形です。

 

今週のポイント

 

ユーロへの懸念が落ち着かない事には、下落基調が継続するのではないかと見ています。

テクニカルで見ても、近くに意識される価格帯が見当たらないので、この下落がどこまで続くかわかりません。

反発をしてくるとしたら、米ドルに大きく売りが集中した時になると思います。

ユーロに買いが集中する可能性は低いと見ているので、USD/JPYや他のドルストレート相場から相関を見て狙うようにしましょう。

 

まとめ

  • USD/JPY
    →相場の方向性が見えないので、平均値の小さい持ち合い相場になってブレイクの前兆を作るの待つ方が良い
  • EUR/JPY
    →下落トレンド継続の可能性はあるが、大きなpipsの獲得に期待できない
  • EUR/USD
    →下落後の反発ポイントが分からない状態。米ドルの売りが加速すれば反発の可能性あり

ウクライナとロシアの情勢が大きく影響している事から、各通貨でテクニカル無視の荒れ相場が続いています。

相場状況は決して良いとは言えないので、事が落ち着くまでは相場の急変動に懸念を持って投資すると良いでしょう。

特にデイトレードなどの短期で狙う場合は、ロスカットに合わないようにするか、入金額を調整してリスク管理する方が良いです。

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