ドル高加速?荒れ相場になる可能性も【4月5日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

3月最終週の為替相場を振り返ります。また、4月頭の相場展開予想も解説していきます。

チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

強い円売りで上昇が加速していましたが、その流れは週明けにも大きく出てきました。

週初めにも強い上昇を決めて、6年7か月ぶりに125円台に突入したことが大きな話題となっています。

しかし、高値で上ヒゲを付け、その後は高値挑戦をすることなく、一時的な転換をしてきています。

これまでだらだらとした長期トレンドを形成していましたが、ようやくその流れも落ち着いた形と言えるでしょう。

金曜日には雇用統計もありましたが、特に目立った動きはなく、最終的に122円台で終値を迎えています。

 

今週のポイント

円安水準は一時的に落ち着きを見せたかなと考えています。

29日には、日銀による指値オペ政策も実施されましたが、結果的に相場が落ち着いたので効果あったと言えるでしょう。

これまでが円基軸で相場が動いていたので、今週は米ドルでの動きに注意です。

123.144あたりの価格帯が強く意識されているので、このラインをブレイクしてくると再度高値に挑戦してくる事も考えられます。

ただし、基本的には現在価格の122円付近でレンジを組んでくるとの予想です。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

USD/JPY同様に高値を更新してきました。

EUR/JPYの場合は、1回の高値更新とその後の高値挑戦もあり、結果的にダブルトップの形を形成しています。

その後は、転換とまではいかず、高値圏でレンジを組んで終値を迎えました。

3月25日に付けていた高値ラインが意識されており、レンジの安値ラインとして機能した状態です。

最終的には価格も停滞し、135円台で終値を迎えています。

今週のポイント

 

円安等の影響が懸念ではありますが、テクニカル上で見ると転換をしてきてもおかしくはないポイントです。

高値挑戦のローソク足を見ると、上に長いヒゲを付けており、その後は高値切り下がりでのレンジができています。

徐々にショート勢力の力が強まっている状況ではないでしょうか。

意識されるとすれば、現在の安値ラインである134.521の価格を下抜けするかどうかにかかっているでしょう。

また、その下の133.814にもラインがあるので、このラインまでしっかり抜けてくれば転換と見て良さそうです。

円安継続の懸念はあるので、慎重に見ていった方が良いでしょう。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

クロス円に比べて大きな変動を見せています。

先週までレンジ気味に推移していましたが、週初めから高騰をし、大きく高値を更新しました。

3月17日の高値ラインで一時的に反発をしていますが、その後時間をかけて更新しており、押し目を作った上昇の形です。

しかし、トレンドも長くは続かず、高値更新後はすぐに急落してしまいました。

直近のクロス円で見せた、角度の緩やかなトレンドに比べると、今回のような角度が急なトレンドは反発地点が浅いケースが多いです。

急騰と急落が同じ週に出た形となりました。

 

今週のポイント

 

相関や相場状況を加味すると、EUR/USD相場は下落方向への力が強いのではないかと見ています。

直近のレンジをブレイクしてからがチャンスです。

1.1000あたりのラインを下抜け、その後1.09455あたりの安値ラインを抜けてくれば、下方向での価格で推移するのではないかと見ています。

週初めから上昇に転じた場合は、再度上昇方向にシフトしてくる可能性もあるので、こちらも慎重に分析していきましょう。

 

まとめ

  • USD/JPY→基本的な予想は現在価格の122円付近でレンジ。123.144あたりの価格帯をブレイクすると高値挑戦もあり得るEUR/JPY→テクニカル上では転換予想。133.814の価格を下抜けしてくればチャンス。EUR/USD→下落方向への力が強いと予想。1.09455の価格までじわじわと下抜けしてくれば、下降トレンドもあり得る。円での動きが落ち着いていますが、一時的な一服とも捉えられます。さらに、ドル高水準が加速するような事もあれば、再度荒れ相場になる可能性も高いので警戒していきましょう。

 

 

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