米ドル起点の相場か?!引き続き急変動に注意!【4月11日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

4月1週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を見極めやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

3月は円安の影響で高騰が続いていました。

後半にかけて、調整相場に切り替わりましたが、先週の相場で再度高値への挑戦をしています。

3月に見せた高騰ではなく、緩やかに上昇している事が分かります。

一時的な下落も見せていますが、GMMAの長期線で反発、その後は堅調に推移している状況です。

これまでは、円の売りによってUSD/JPY相場が高騰していましたが、今回はドルの買いが強く影響した相場になります。

 

今週のポイント

 

先週は、高値への挑戦をしてきましたが、更新するほどの価格上昇は見られませんでした。

そのため、今週は3月28日に付けた高値でどのような動きをするかが重要となってきます。

ドル高水準になる事は間違いないと言われていますが、短期的な目線で見ると下落する可能性も大いにあり得るでしょう。

125.082付近の価格に、現状のような小さな平均値でじわじわと更新してくるようであれば、再度強い上昇トレンドが見込めます。

先々週の下落が、上昇過程の押し目となって機能するという事です。

また、ラインを角度の急なブレイクで更新した場合は、すぐに反発してダマシになる可能性が高いです。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

これまでは、円安の影響により上昇トレンドができていましたが、今週は円の売買が落ち着いていたので、高値圏でボックスレンジを形成しています。

ユーロでの目立った売買も見られなかったので、相場状況としては方向性に迷っている状況と言えるでしょう。

平均値自体も小さく、1週間をとして高安値の意識された規則正しいレンジを作ってきました。

 

今週のポイント

 

レンジ期間が長いという事は、その後ブレイクをしてくる前兆となりやすいです。

ドルストレート通貨に比べて、トレンドを狙うチャンスがあると言えるでしょう。

レンジ相場を見ると、高値よりも安値の方が意識されている傾向にあります。

134.39付近の価格で数回反発をしているので、仮に下値挑戦をしてくれば、指値が効かなくなって下降トレンドに繋がるのではないかと見ています。

また、安値での反発がすべて下ヒゲを付けているので、ボックスレンジを上抜けすれば、上昇トレンドに繋がる可能性もあり得るでしょう。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

ユーロ単体での動きはあまり見られず、米ドルの買いが影響した下降トレンドとなりました。

週初めにはすぐそれまで意識されていた安値ラインを更新して、その後下落を決めています。

1.08795の安値ラインが強く意識されており、複数回の反発を繰り返していましたが、週末金曜にはすぐ安値の更新をしました。

しかし、その後は下降トレンドに繋がることなく、下落してすぐの価格帯で終値を迎えています。

 

今週のポイント

 

それまで意識されていた、1.08795あたりのラインがレジスタンスラインに切り替わるのではないかと見ています。

ラインが高値のラインとして機能し、現在の価格でレンジを組むか、下降トレンドが継続するとの見方です。

週明けすぐに反発をしてくれば、トレンド転換の可能性も否めないですが、週初めに大きな動きがなければ、下目線での相場が継続するのではないかと考えます。

 

まとめ

 

  • USD/JPY→125.082付近の価格に、現状のような小さな平均値でじわじわと更新してくるようであれば、再度強い上昇トレンドが見込める
  • EUR/JPY→ボックスレンジをどの方向にブレイクしてくるかで、相場の方向性が決まる
  • EUR/USD→1.08795の価格が高値ラインとして機能し、下目線相場の継続

 

円安が落ち着きましたが、最近では米ドル起点となって相場が動いています。

現状は荒れ相場もひと段落していますが、すぐに各通貨で変動を起こす可能性もあるので、注意して分析していきましょう。

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