こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
4月18日〜22日までの為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
長期的に上昇トレンドが続いていますが、今週も高値を更新する相場になりました。
最終的には129円台にまで到達して、130円台の大台に到達する勢いとなっています。
週初めにはすぐに高値更新をして、その後は円安も収まっていました。
チャート上の黒〇に注目です。
先週のトレンドラインがサポートラインとして機能しており、安値を支える形になっている事が分かります。
今週のポイント
今週は、28日木曜日の15時30分に日銀の黒田総裁による会見が予定されています。
今回の円安が始まったきっかけは、日銀の円安に対する楽観的な見方が理由とされていたため、木曜日にある定例記者会見の注目度はかなり高いです。
テクニカル上での分析がしにくいので、デイトレードなどで狙う際は慎重に見ていったほうが良いでしょう。
会見の内容次第では更なる円安の助長となり、130円台を軽く突破する可能性も出てきました。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
こちらも円売りの影響で、週の初めから急騰しました。
先週はイースターなどの影響もあり、持ち合い相場が形成されていましたが、結果的に持ち合いがトレンドの前兆となったパターンです。
4月20日には139円台で反発、その後は一時的に転換しましたが、4月21日に再度高値挑戦をしています。
直近の高値ラインをブレイクしてきましたが、トレンドが出るわけではなく、すぐに反発をしています。
しかし、安値のラインも固く大きな下落に繋がる事もありませんでした。
今週のポイント
基本的には円の動向次第ですが、目立った動きが無ければレンジ相場で終わるのではないかと見ています。
月末は月初めに比べてトレンドが発生しにくいです。
140円~138円台の価格帯で推移すると考えていいでしょう。
しかし、ユーロでの利上げ情報が出たことや、木曜の黒田総裁の会見など、ファンダの影響で大きく動く可能性もあります。
転換してくるとは考えにくいので、その際は再び上昇方向にシフトするのではないかと見ています。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
ドル高の影響で強い下落相場になっていましたが、今週は目立ったトレンドも出ずに安値圏を推移しています。
週を通してユーロの買いが強かったように思えますが、1.092付近の価格帯が強く意識されており、トレンド転換には失敗をしています。
この価格帯は、先週にも数回の反発をした価格であり、相場全体でショート勢力の力が強かったと考えていいでしょう。
高値挑戦後はすぐに反発をして、直近の安値付近で終値を迎えています。
今週のポイント
ユーロで目立った動きがなければ、レンジor下目線の相場になるのではないかと見ています。
レンジの安値は、1.0761付近で反発すると予想しています。
月末相場で大きなトレンドが出ないかもしれません。
しかし、意識されている安値ラインを下抜けしてくれば、更なる下降トレンドが発生する可能性も高まります。
まとめ
USD/JPY→テクニカルでの分析ができない状態。木曜にある日銀黒田総裁の会見内容次第では130円を軽く突破する可能性大
EUR/JPY→140円~138円台の価格帯でレンジの形成
EUR/USD→1.0761付近の安値が意識されたレンジ、下抜けすれば再び下降トレンド発生のおそれ
円安やドル高が為替相場に影響しています。
昨年の2021年も、3月〜4月は米ドルや円が基軸となって動いた月でした。
ファンダでの影響が大きくダマシも増えている事から、引き続き慎重に分析していくと良いでしょう。