有事の円買い リスクオフ相場続く【5月23日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

5月3週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすいように、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

前週には大きな下落を決めていましたが、安値を付けて転換してきました。

しかし、週の始めは平均値が小さく、特に大きな変動が起きていません。

その後は週末にかけて徐々に下落をしており、ソーサートップ(お皿のような円の形)気味に下落しています。

それまで意識されていた安値ライン(127.9円付近)で反発をしましたが、大きく上昇することはなく、2回目の安値挑戦で更新した形です。

しかし、大きな下降トレンドには繋がらず、結果的に安値圏で価格が停滞して終値を迎えました。

 

今週のポイント

今週は、安値への挑戦がカギになってくるかと考えています。

強い円安の相場が徐々に転換していますが、米国株下落などの連動もあり、米ドルが弱い相場になっていると言えるでしょう。

現在は波を付けながら下落しているので、このまま徐々に下落するのではないかと見ています。

安値では127円付近が安値として意識される可能性が高いので、更新すれば下降トレンドの継続、または月末相場の低い平均値から安値圏でのレンジになるとの予想です。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

前週は、ユーロ売りと円買いの影響で急落をしていましたが、安値を付けて反発してきました。

週初めはユーロの買いが強く、円での動きはほとんど見られなかった状況です。

上昇は長く続かず、5月頭にレンジ相場を形成していた際の安値ラインできれいに反発をしています。

反発後の下落では、ユーロの売りというより円の買いが強かったと言えるでしょう。

1週間の間で、それぞれの通貨が時間差で異なる動きを見せた相場でした。

 

今週のポイント

どちらかの方向に進むわけではなく、目立ったトレンドが形成されていない状況です。

相場の方向性は迷っていると言えますが、大きなニュースでもない限りは、このままレンジ相場で終わるのではないかと見ています。

円買いが進めば大きな下落になる可能性はもちろんありますが、5月中は持ち合いを形成して来月から大きな動きになるとの予想です。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

前週はユーロ円と同様に、ユーロの売りから急落をした相場でした。

その後、安値圏で2回の反発(二番底)を経て上昇に転じています。

週を通してドル売りの影響が強かったと言えるでしょう。

18日には一度反発をしてきましたが、下落の力は弱く再度上昇方向に動いています。

週末も調整相場から下落をしましたが、1週間全体で見ると強く上昇を決めた相場です。

 

今週のポイント

EUR/USDも、USD/JPY、EUR/JPY同様に目立った動きはないのではないかと見ています。

現在価格付近の高値圏でレンジを組むとの予想です。

しかし、目線としては上昇方向への動きが強いと考えており、直近高値を更新すると、大きく上昇してくる可能性も充分考えられます。

 

まとめ

USD/JPY→安値圏でレンジor安値更新後のトレンド継続

EUR/JPY→大きな動きはなく持ち合い相場を形成

EUR/USD→高値圏でのレンジ、高値更新後の上昇トレンド継続の可能性もあり

 

全てで持ち合いになると考えていますが、相場やマーケットの状況次第にはなるので、急変動にはくれぐれも注意してください。

リスクオフの相場が表れていますが、急に転換してくる可能性も充分考えられます。

 

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