6月にトレンド出るか?経済指標に注意【5月30日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

5月4週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を示すために複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

今年に入って、円安やドル買いの影響で強い上昇が続いていましたが、徐々に転換をしてきました。

そこまで大きな下落ではないですが、トレンドラインに沿って徐々に下落している事が分かります。

また、5月24日に急落をしたことで安値を更新しています。

しかし、そのまま大きな下落になる事はなく、安値圏でレンジを形成して終値を迎えました。

週末にかけて平均値は小さくなり、最終的に127円ほどの価格で終了しています。

 

今週のポイント

円の買いではなく、ドル売りの強い相場です。

今週は6月のスタートということで、大きな変動があってもおかしくはないでしょう。

金曜日の雇用統計が意識されて、週初めは小さな平均値で推移するかもしれません。

目線自体は下なので、現在の126.58ほどの安値ラインを超えて来たら、再度下降トレンドが継続する可能性もあります。

ただ、上昇する可能性がないわけではなく、127.56付近の高値ラインを急にブレイクして転換するケースも考えられるでしょう。

目線が分かりにくいので、しばらくは慎重に見ていくと良いです。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

週初めにはユーロが大きく買われたため、一時的な上昇を決めました。

しかし、円買いの影響もあり、その後は明確なトレンドこそ出ていないです。

平均値自体は大きかったですが、134.98~136.70円あたりの価格幅でレンジを形成しました。

高値のラインは強く意識されており、過去の安値ラインとしても機能しています。

週末にかけては円でもユーロでも強い売買がなく、前週に引き続きレンジで終了しました。

 

今週のポイント

レンジ期間が長くなっているので、今週はブレイクのチャンスとなると言えるでしょう。

高値挑戦の回数が増えているので、上昇方向にシフトしてもおかしくはない状態です。

ただし、もう一度高値で反発するようなことがあれば、買い勢力が力尽きて下落方向に向かう可能性もあります。

水曜日の18時にはEUの消費者物価指数が発表されるので、指標動向にも注目していきましょう。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

前週の上昇の流れがそのまま継続しています。

週初めはユーロの買いで高値を更新しましたが、その後はドル買いの影響が強く出ています。

24日に高値を付けてからは一時的に下落、その後週末にかけて高値を更新しましたが、一時的なブレイクで反発をしています。

金曜日ならではの調整相場が影響したと言えるでしょう。

結果的には、高値圏でレンジを組む形となりました。

 

今週のポイント

一旦は高値付近で価格も落ち着いてくるのではないかと見ています。

雇用統計の影響もあり、週初めに米ドルへお金が流れる可能性は低めなので、ユーロの動向を追っておくと良いでしょう。

目線的には上なので、1.07649の値を更新すると、そのままだらだらと上昇すると見ています。

 

まとめ

USD/JPY→126.58ほどの安値ラインを超えて来たら、再度下降トレンドが継続する可能性大。雇用統計まで米ドルにお金が流れない懸念あり。

 

EUR/JPY→再度高値で反発すれば、買い勢力が力尽きて下落にシフトする可能性。水曜の消費者物価指数に注意。

 

EUR/USD→目線は上のため、高値更新後のトレンド継続に期待。

 

今週水曜日から6月がスタートします。

雇用統計だけでなく、多くの重要指標を控えているため、活発な相場になる可能性が高いです。

資金管理に充分注意して、急な変動でも耐えられるようにしておきましょう。

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