スイス中銀ショック!激動の一週間【6月20日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

6月3週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするように、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

週初めにはいきなり高値更新をして大きな話題となりました。

しかし、それほど円安は加速せず、むしろドルでの動きが大きかった相場です。

高値更新後はすぐに反発をして、安値更新をしました。

安値更新後も長期的な転換とはならず、即反発をして高値へ再度挑戦を決めた形です。

水曜日にはFOMCの動向が注目を集めていましたが、極端な変動はなく市場の反応は冷ややかであったと言えるでしょう。

金曜には、日銀が金融緩和継続の見通しを立てたことで再度円安が加速し、週初めの高値まで価格を戻しています。

 

今週のポイント

週の真ん中での下落が大きければ下目線に切り替わってもおかしくなかったですが、反発が早かったので、まだ上昇目線になってもおかしくはないです。

現在が高値付近での価格を推移していることから、再度挑戦をして抜けてきたら更なる上昇もあり得るでしょう。

高値のラインは135.53あたりですが、この価格帯よりも少し深めに見た方がいいかもしれません。

高値を更新したすぐの価格帯では、その後反発に合うダマシの可能性もあります。

円での動きが不穏なので、引き続き慎重に見ていきましょう。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

EUR/JPYは、週を通して下落の強い相場になりました。

一時的に円買いが進んだ影響もありますが、ユーロ売りの力も大きかったと言えるでしょう。

下落後は小さなレンジを形成していましたが、その後は安値更新のブレイクをしています。

しかし、下落の力は弱く、5月31日の高値ラインが支えとなって、再度上昇を加速させました。

週末にかけての上昇は、円の調整相場が影響していると考えていいでしょう。

 

今週のポイント

相場の方向性は定まっていない状況ですが、基本的には円での動きに左右される可能性が高いと見ています。

クロス円複数通貨ペアで同じ動きをしだしたら警戒していきましょう。

また、ユーロで動くとなれば、下落の力が強いと見ています。

現在の価格動向だけではどちらに転ぶかが分からないので、ラインを引いてブレイクした方向に狙っていく事が良いと言えるでしょう。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

前週ではドル買いによる下落が強く出ていましたが、今週の週初めも継続して下落を決めてきました。

しかし、安値を決めてからは売買も停滞していた状況です。

黒い〇の箇所は、安値に2回の挑戦を決めたのちに上昇する二番底の形を形成したポイントになります。

FOMCの時間帯であり、一時的なドル売りが強く影響したと言えるでしょう。

本格的なトレンド転換とはならず、金曜日は調整相場を迎えて終値を迎えました。

 

今週のポイント

ドルの動向が気になるところですが、基本的に下落の強い相場が予想されます。

現在価格で停滞後に安値挑戦をしてきたらチャンスと言えるでしょう。

安値の起点となるのは、1.038あたりです。

このラインにじわじわと挑戦して、再度ブレイクすれば下落トレンドの継続が見込めるでしょう。

ただし、ドルストレート通貨はひとしきり大きく動いたので、月末に向かう今週は小さな平均値で推移するかもしれません。

 

まとめ

USD/JPY→高値挑戦後の上昇トレンド継続の見込み。更新後すぐ反発する可能性もあるので注意。

EUR/JPY→相場の方向性が定まっておらず予測できない状況。

EUR/USD→下落目線で安値挑戦後にチャンス。平均値の小さいレンジの可能性もあり。

これまではクロス円で大きく動いていましたが、先週はドルでの動きが多く見られました。

まだまだ荒れ相場は続くので、引き続き慎重な取引を心がけていきましょう。

 

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