月末相場 値動き縮小【6月27日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

6月4週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。週初めから上昇が強く、高値を更新してきました。

ついに、136円台にまで上っており大きな話題を集めています。

週初めの上昇は、円売りの加速によるものと考えていいでしょう。

しかし、上昇は長く続く事はなく、その後は緩やかな下落基調となっています。

23日には強い下落が起きましたが、反発も早く最終的に135円台で終値を迎えている状況です。

 

今週のポイント

今週は、再度上昇に転じる可能性を懸念しておきましょう。

日本での金融緩和や米金利上昇など、円安ドル高を転換する要因はない状態です。

しかし、円安に対する懸念は多くなってきていることから、為替介入の可能性が示唆されています。

現時点での高値ラインである136.7円ほどにじわじわと挑戦してくれば、高値更新の可能性も充分考えられるポイントです。

今回の高値更新から下落へ転じたように、強いトレンドはない可能性もあるので、引き続き慎重に動向を追っていきましょう。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

週初めから高値へ挑戦をしてきました。

こちらも、円売りの力が強い上昇であったと言えるでしょう。

2度の高値挑戦をしていますが、その後は更新をすることなく、下落に転じています。

6月8日に付けた高値ラインが強く意識される結果となりました。

一時的な急落に見舞われましたが、6月15日の高値ラインを更新することなく、支えとなって反発をした相場です。

 

今週のポイント

今週のEUR/JPYは、そこまで大きな動きはないのではないかと見ています。

当然、円での売りが進めば上昇に転じる相場ですが、ユーロの動きにも注意していきたいポイントです。

ユーロでの活発な売買が見られず、大きな動きを見せていないので、今週・遅くても来週まで小さな平均値で推移してくると見ています。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

EUR/USDは、週を通して平均値の小さい相場になりました。

これまでのように、米ドルで大きな売買が行われなかったことが一番の要因と言えるでしょう。

また、前述したようにユーロでの売買が少なかったことも要因の1つです。

どちらの方向に動くわけでもなく、停滞した相場が続いています。

 

今週のポイント

最もブレイクのチャンスがあるのはEUR/USDと見ています。

持ち合い相場の後は大きな変動に繋がりやすいのが為替相場の鉄則です。

相場の目線は決まっていないので、今後動いた方向に狙いを定めるといった見方が良いでしょう。

1.060が高値、1.048が意識されている安値のレンジです。

しかし、今週になっても投資家が様子見に入って、平均値の小さいまま推移する可能性も充分考えられます。

焦らずにブレイクのチャンスを狙っていきましょう。

 

まとめ

USD/JPY→136.7円ほどにじわじわと挑戦してくれば、高値更新の可能性も充分考えられるポイント

EUR/JPY→相場が落ち着く可能性、ユーロでの売買が活発になるかが鍵

EUR/USD→1.060の高値、1.048の安値を更新するかどうか。ブレイクのチャンスあり

 

月末相場らしく徐々に落ち着きを見せています。

今週は金曜日から7月のスタートとなりますが、週末まで平均値の小さい相場が続いてもおかしくはないです。流動性が低下する可能性もあるので、スプレッドの拡大には注意して取引していきましょう。

 

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