こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
7月2週目の為替相場を振り返ります。
チャート上にはトレンドの強弱を把握しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
再度上昇トレンドを形成してきました。
ドル買い円売りの両方が重なっての上昇であったと言えるでしょう。
週初めには、高値である137.8円ほどの価格帯で複数回の反発をしていました。
7月14日には一時的に反発も見せつつも、大きくブレイクして139円台までの急騰を見せています。
金曜日には一服を見せており、最終的には138円台で終値を迎えています。
今週のポイント
長期的な目線では上昇ですが、短期で見ると転換もあり得るポイントです。
現状ではGMMAが交錯しそうですが、このまま交わって徐々に下落してくると、一時的な下落もあり得でしょう。
また、現在の一服が上昇過程の押し目となり、すぐに高値を更新する可能性もあり得ます。
139.3円ほどが高値ですが、この価格を更新してくれば、再度上昇トレンドの発生も見込めるポイントです。
ただし、高値を更新してすぐに反発をするダマシのケースは増えているので、相関を見ながら慎重に分析を進めていきましょう。
EUR/JPY
EURJPY1時間足です。
強い下降トレンドが続いていましたが、一転して落ち着きのある相場に切り替わりました。
ユーロでの動きがそれほど見られなかったため、大きな変動には至っていません。
137.0円あたりの価格帯が強く意識されており、結果として反発をしてきました。
安値圏から徐々に転換していると言えるでしょう。
しかし上昇はそこまで強くはなく、139.8円ほどで終値を迎えています。
今週のポイント
金曜日の終値は、139.8円は7月1日に付けた安値のラインです。
今週はこのラインを抜けて来るかで相場が決まるでしょう。
この価格帯をじわじわと抜けて来るようであれば、下降トレンド前の水準まで価格を戻してもおかしくはないです。ただし、これ以上反発をするようであれば、再度安値への挑戦もあり得ます。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
こちらも強い下降トレンドの真っ只中でしたが、安値圏でレンジを形成してきました。
ユーロ円ほど平均値は大きくなく、週を通して小さい幅での水準で行き来しています。
一時的に大きく安値を付ける場面もありましたが、大きなトレンドに繋がる事はなく、そのまま小さく上昇をしました。
7月8日に付けた安値ラインが強く意識されており、1.0096あたりの意識される価格帯で終値を迎えています。
今週のポイント
ユーロ円同様に、現在の価格を上抜けしてくるかが重要になってくると思います。
しかし、直近のドル買いを考えると、現在の相場がトレンド再開の一服である可能性も否めないでしょう。
現在の価格を上抜けすれば一時的な上昇、反発して来れば安値挑戦or更新になると考えています。いずれにせよ週明けの動向に注目です。
まとめ
USD/JPY→GMMA交錯による一時的な転換の可能性あり、長期的には上昇
EUR/JPY→現在価格を上抜けすれば一時的な上昇
EUR/USD→現在価格を上抜けすれば一時的な上昇、トレンド過程の一服となって安値更新or挑戦もあり得るため、週明けすぐの動きが重要
USD/JPY以外は比較的落ち着いた相場になっています。
投資家達が様子見をして、相場が力を貯めている状況とも読み取れるでしょう。
急なブレイクも充分あり得るので、資金管理には充分注意して取引してください。