こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
11月最終週の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするために複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足の様子です。
週初めは特に大きな動きもありませんでしたが、11月が終わり12月に入って大きく変動してきました。
ドル売り円買いの流れが強くなり、大きく安値更新を決めています。
一時は133円半ばまで下落をしました。
金曜日は雇用統計の影響で一時的に急騰しましたが変動は限定的ですぐに反発をしています。
結果的に安値圏の134円台で終値を迎えています。
今週のポイント
週初めは安値圏で停滞してくると考えられます。
ただし、下降トレンドは一服している状態となっているので、更なる安値更新も充分見込めるでしょう。現在の安値ラインである133.6円あたりを下抜けしてきたらチャンスです。
米金利の上昇が落ち着くとの見通しから徐々にドル買いが進んでいるので、まだ年末にかけて下落してくると考えています。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
EUR/JPYも、USD/JPY同様に大きく下落をしました。
ユーロでは目立った売買が見られませんでしたが、円の買いが影響して下落したと考えていいでしょう。
しかし、USD/JPYのような一方方向に伸びる下落ではなく、定期的に波を付けて下落しています。
数回上昇をして転換の予兆を見せましたが、それまでの安値ラインが強く意識されてすぐに下落しています。
一時は140円まで下落しましたが、最終的に141円まで価格を戻しています。
今週のポイント
円買いが進めばUSD/JPY同様に下落してくると考えられますが、ユーロの動向にも警戒していきましょう。
ユーロは若干の買いが見られるので、今週は安値圏で停滞してくる可能性があります。
ユーロ買いと円買いで相関が喧嘩して、平均値が小さくなってもおかしくはないでしょう。
しかし今週はCPIやGDP発表など、EU経済の動向を示す指標も多くあるため、投資家の間で懸念が生じれば大きく安値を更新してくる可能性も考えられます。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
週の最初からいきなり急騰を見せましたが、高値を少し更新したポイントで下落しました。
しかし下落は長く続かず、11月半ばの安値ラインで反発を見せています。
その後は、米ドル買いの影響で大きく急騰してきました。
高値も更新しており、雇用統計の影響で一時的な下落はあったものの最高値で終値を迎えています。
今週のポイント
1.0544あたりの最高値ラインでは、数回の反発を見せていることが分かります。
ドル売りによる急騰ではありましたが、強く意識されている価格帯であると言えるでしょう。
目線は上ですが、週初めにこのラインを超えてくるかどうかが重要になってきそうです。
米ドルの動向次第ではありますが、すぐに上抜けしてくれば上昇目線は継続すると考えていいでしょう。ただし、ユーロの売りが全くの可能性がないというわけではないので、場合によっては高値圏で停滞する可能性もあります。
まとめ
USD/JPY→現在の安値ラインである133.6円あたりを下抜けしてきたら更なる下落のチャンス
EUR/JPY→安値圏で停滞してくる可能性あり
EUR/USD→週の前半で1.0544あたりの高値を更新してくれば上昇目線の継続
いよいよ12月がスタートして、今年も残すところ1カ月になりました。長く続いていた円安ドル高も落ち着きを見せており、今後の相場にも注目です。
月後半にかけて平均値の高い相場が予想されるので、急変動に巻き込まれても耐えられるような資金管理を心がけていきましょう。