2022年最終週!2023年からはどうなる?【1月2日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

2022年最終週の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

週初めはクリスマスの影響で主要国のほとんどが休みでした。

特に大きな値動きは見られず、投資家達も様子見に入っていたと言えるでしょう。

その後は、若干の円売りが進み上昇しましたが、前回の安値ライン手前で反発をして、再度下落に転じています。

下落といってもレンジ内の下落であり、年末相場らしい停滞した相場が続く結果となりました。

 

今週のポイント

2022年は米ドルの利上げが影響して、円安ドル高の水準が強くなりました。

2023年は金利の上昇ペースも落ち着く、または日銀の金融緩和が事実上の撤回になるとの見通しから、円安ドル高も落ち着くのではないかと見られています。

また、短期的な価格動向を見ても、このまま下落に転じる可能性は充分あり得るでしょう。

1月4日(水)にはFOMCの議事要旨、6日(金)には米国雇用統計があるので、週末にかけた売買の動向に注目をすべきです。

指標結果での動きが重要になるので、それまでの流動性の低下には警戒して慎重な取引を続けていきましょう。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

EUR/JPYも値動きは小さかったですが、徐々に上昇方向へ推移していました。

ユーロの買いというよりは、円の売りが加速したリスクオン相場になっていたと考えられるでしょう。

しかし、上昇は長く続かず、高値更新に失敗して下落へと転じています。

こちらもドル円と同様に大きな下落ではなく、安値圏での小さなレンジ内で推移した形です。

2022年は円安の影響で極端な上昇を見せましたが、年末にかけては落ち着きを見せました。

 

今週のポイント

2023年はユーロ経済の後退が懸念されており、ユーロ高の水準も徐々に弱まってくるのではないかと考えられています。現在段階的な利上げを実施していますが、どの段階で物価上昇ぺースが落ち着き、利上げが止まるかが焦点となるでしょう。

今週の短期目線で見ると、ユーロというよりは日本円での動向が重要になってくると考えられます。ドル円同様に下目線が強いと見ていますが、円での売買が少ない可能性もあるので、場合によっては現状の価格付近で停滞してくるとも考えられるでしょう。

6日金曜日にはEUの消費者物価指数が発表されるので、そのタイミングでユーロ単体での売買が起きてもおかしくはないです。

 

EUR/USD

 

EUR/USD1時間足です。

2週間ほど長いレンジが続いていましたが、結局2022年の最後までトレンドが出ることなく終わりました。

2022年は対ユーロでも強いドル高が続いたので、極端な下降トレンドを形成した年です。

しかし、年末にかけてはドル売りが強くなったことで、一時的な回復を見せて終わりました。

年末最後の週にも一時的な上昇を見せましたが、高値更新とはならず結果的にレンジ内で推移しています。

 

今週のポイント

2023年全体で見ると、ドル高の水準も収まりEUR/USDも徐々に2022年前半の水準まで価格を戻してくるのではないかと考えられています。

今週で見ると、米ドルの動きが重要になってくると考えていいでしょう。

週初めは目立った動きもなく停滞すると見られますが、週末にかけてFOMC議事要旨や米国雇用統計の影響でレンジブレイクは充分あり得ると考えています。

指標結果次第なので方向性は予測しにくいですが、基本的には上目線の継続になると予想

しています。

 

まとめ

USD/JPY→短期、長期的にも下落の可能性、週末の雇用統計まで停滞の可能性あり

EUR/JPY→短期的には日本円での売買動向に注目、基本的には下目線

EUR/USD→雇用統計やFOMC議事要旨でレンジブレイクの可能性、基本的には上目線

 

2022年は米ドル高が大きく相場に影響した年でした。2023年は落ち着きを見せると考えられていますが、どのような相場になるかはいざ始まってみないと分かりません。

今週は週初めこそ大きな値動きがないと考えられますが、雇用統計の影響で週末に大きく動くと考えています。年初から荒れ相場になることも充分考えられるので、基本的には慎重な取引を心がけていきましょう。

 

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