2月3週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
長期的な上昇トレンドが続いていますが、今回も大きな上昇となりました。
週初めは148〜149円台の価格帯を行き来しており、目立った変動はありませんでした。
米消費者物価指数待ちの相場であったと言えるでしょう。
米消費者物価指数発表を受けて、インフレリスクが継続すると捉えた投資家により米ドルの買いが進みます。
150円台後半まで上昇しますが、その後は高値圏で停滞しました。
今週のポイント
150円台の価格帯は、昨年も強く意識されていたポイントであり、中々大きく更新してきません。
目線は上昇目線ではありますが、過去に何度も反発してきたことを考えると、安易にロングを狙いにくいポイントとも言えるでしょう。
現在価格付近でのレンジか、再度149円台までの下落も考えられるので注意です。
また、仮に直近高値の150円後半を突破したとしても、指値の影響もあり大きな上昇には期待できません。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
EUR/JPYも継続した上昇目線の相場が続きました。
USD/JPYのような高騰ではありませんが、円での売りが影響していたと言えるでしょう。
直近の安値を見ると、順調に安値切り上げで上昇を見せている事が分かります。
161円半ばのラインで2度の反発を見せたため、転換も予測される相場でしたが、週末にかけては若干のユーロ買いが後押しをして上昇します。
直近高値を小さく更新したポイントで終値を迎えている相場です。
今週のポイント
今週のEUR/JPY相場は、現在位置からどこまで上昇してくるかが重要になるでしょう。
しばらく現在位置での停滞となれば、小さくも下落する事が予想されます。
仮に、週初めから徐々に上昇してくれば、その後下落したとしても直近高値がサポートとして機能してきそうです。
基本的には上目線ですが、大きな値幅への期待は持てないので、短期的には小さな値幅を狙っていくのがおすすめです。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
安値圏でのレンジが続いていましたが、再度更新をしてきました。
米消費者物価指数発表後のドル買いにより、直近安値を大きく更新しています。
しかし、下降トレンドは長続きしていません。
週末にかけては調整相場となりドルの売りが強くなったことで、再度上昇しました。
結果、下落前の水準まで価格を戻しており、長期的に見れば安値圏でのレンジであったと言えるでしょう。
今週のポイント
EUR/USDは長期的な下降トレンドの継続中ですが、1時間足で見ると下落→レンジ→下落といった流れを繰り返しています。
徐々に安値を更新する下落とは言えません。
この流れはしばらく継続する可能性もあり、今週も一時的な下落は期待できます。
しかし、再度反発をする可能性も高いので、短期的な変動を狙う方が効率が良いかもしれません。
まとめ
USD/JPY→上目線ではあるが、過去の流れから現在価格付近でのレンジか、再度149円台までの下落も考えられる
EUR/JPY→現在価格を大きく更新すれば、仮に下落したとしても直近高値がサポートとして機能する可能性
EUR/USD→安値更新の可能性あり、一時的な下落となる可能性には警戒が必要
これから月末に入るため、徐々に平均値は下がると考えられます。各通貨で不安定な動きを見せ始めているので、2月後半は特に注意して取引をしていきましょう。