S&P 500のチャートを見ながら一週間のニュースを振り返ろうと思います。
12/7
エネルギー株や不動産株、金融銘柄の売りが入りました。
Appleが2021年からMAC用のプロセッサをintel社の製品から独自開発した製品に差し替えると発表し、intel株が下落しました。
アメリカでのコロナ死者数は4月の水準に迫り、クリスマスなどの長期休暇でさらに増加することが予想されます。
12/8
共和党マコネルが米経済対策の譲歩案を示しました。
共和党は保守派なので、通常はできるだけお金を刷りたくないという考えですが、今回は民主党に譲歩する形になりました。
12/9
FaceBookの売上の約50%はInstagramによるもので、反トラスト法(自由経済を阻害してしまうため、あまりにも大きすぎる企業は解体しろというもの)により、この2つを分離するべきではと提案されます。
また、その他GAFAも例外ではなく、Appleのプラットフォームも手数料が高いことで問題になっています。
これにより、IT株が全体で値下がりしました。
12/14
経済対策案の詳細公開直前による不安やニューヨーク市長のロックダウンに関する発言が目立ちました。
4日連続の下落は今年9月以降で最長となり、投資家心理の悪化をもたらしました。
株式のマネーが米国債に流れましたが、量的緩和のおかげか、株式市場は底堅い印象です。
EURUSDの展望
現在EUR/USDは11月中旬以降パーフェクトオーダーとなっており、かなり強い上昇トレンドであると言えます。
12月頭に1.20000の節目をブレイクし、12月中は1.20600をサポート、1.21800をレジスタンスとしたレンジに入りましたが、16日時点で上にブレイクしました。
一時は1.20600までの下落が予想されましたが、上昇トレンドの継続が期待できそうです。
日本時間17日の午前4時に、年内最後の米国FOMCの発表があります。
こちらの内容次第で年末までの動きが決まるのではないかと思います。
毎年年末年始は相場が荒れますので、クリスマスまでにはポジションをリセットすることをおすすめします。