1月最終週の為替相場を振り返ります。
相場分析には移動平均線の集合体であるGMMAを用いています。
USD/JPY
ドル円1時間足です。
先週のドル円は、103円台から105円付近まで大きくブレイクする結果となりました。
米株の高騰が要因となりドル高水準となっています。
また、月末絡みのフローによって一時的な下落を見せていますが、上値への期待は高まっている状態です。
チャートを見ると、値幅が小さくなった後に大きなトレンドとなっていることが分かります。
トレンドの前兆となりやすい、三角持ち合いというチャートパターンですね。
三角保ち合い後にGMMAの短期線と長期線が交わると、有効な順張りのエントリーポイントとなります。
今週のポイント
上昇目線ではありますが、金曜日に雇用統計が発表される事から相場の方向性が分析しにくい状態です。
トレンドが落ち着くのを待つことが賢明といえるでしょう。
EUR/USD
ユーロドル1時間足です。
週初めに大きな下落をしましたが、その後は小さな値動きとなっています。
ドルが大きく買われたにも関わらず、週末にかけてレンジを組んだのでユーロの買いも強かったように思えますね。
新型コロナの影響で都市封鎖の延長が欧州各都市で続いています。
ファンダ目線ではリスク回避のユーロ売りが強いと見られていますが、相場の方向性は定まっていないと考えていいでしょう。
今週のポイント
1.21109付近で反発をしたらレンジor上昇への転換と見ています。
ラインブレイクすればユーロ売りの加速で下落トレンドが予想されます。
GBPJPY
ポンド円1時間足です。
円売りの影響もあってか強い上昇となりました。
テクニカル目線で見ると上昇目線ではありますが、イギリスがTPP(環太平洋貿易協定)参加の意向を示したことへのファンダの動きに要警戒です。
2月4日(木)には英中銀の政策金利が予定されていますが、低金利の長期化によるポンド売りとなってもおかしくはないポイントとなります。
今週のポイント
ポンドは買われすぎとの見方が強いので、ロングを入れても反発の恐れがあります。
トレンドが転換した後のショートの方が根拠を持ってエントリーできるポイントです。
143.114あたりまで下落orGMMAが交わって相場が転換した事が確認できてからショートを狙うのがおすすめですね。
まとめ
USDJPY・・・雇用統計を控えている事もあり、トレンドが落ち着くまでは様子見
EURUSD・・・1.21109付近で反発をしたらレンジor上昇への転換、ブレイクしたら下目線
GBPJPY・・・143.114あたりまで下落orGMMAがわったポイントで下落トレンドを狙う
以上となります。
月初めは重要指標が増えるので、だましを回避した慎重な取引を心がけましょう。