こんにちは、編集Sです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析の相場の週間レポートを担当させていただきます。
3月3週目の相場振り返りと、今後の展望を分析していきます。
分析には移動平均線の集合体であるGMMAを用います。
早速見て行きましょう。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
先週に引き続き、極端なトレンドが出ることはありませんでした。
安値を決めて反発していますが、高値への力は徐々に弱くなっている状態です。
ドルの売りが強かったですが、円売りも強かったため持ち合い相場が続きました。
今週のポイント
今週のドル円相場は、下目線に切り替わるのではないかと見ています。
GMMAの長期線束(赤)が下方向に傾いてきています。
長期線は短期線に比べて反応が鈍いですが、長期的な相場方向が顕著に出るものです。
徐々に下落方向に伸びていることから、19日に付けた108.64付近を抜けて来ると下目線に切り替わりトレンド転換になると見ています。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
17日に大きく上昇していますが、これはFOMCを受けたドル売りです。
ユーロが買われて動いたわけではありません。
結果的に、3月11日に付けた高値ラインで綺麗に反発した後、大きく下落する形になっています。
今週のポイント
今週は特に大きなトレンドではなく、レンジで推移するのではないかと予想しています。
他のユーロ関連通貨を見ると、ユーロ売りの力がまだ強いと見ています。
また米ドルも下目線となれば、どちらも売りで持ち合い相場になるとの予想です。
小さな値幅を狙った逆張りのスキャルピングなどが戦いやすい相場になるのではないかと考えています。
GBP/JPY
GBP/JPY1時間足です。
週明け月曜日は上昇しましたが、火曜日水曜日に上昇しました。
その後は高値を付けて大きく下落した結果です。
月曜日に付けた安値150.9円付近まで下落を決めていますが、まだトレンドの転換と見るには弱いポイントです。
今週のポイント
終値がライン付近で終わってしまったので、週明けの動きが注目となります。
ラインをしっかり抜けて来れば、下目線or150.90を高値としたレンジ相場になると考えられます。
今回の下落は英中銀政策金利の影響も大きかったため、反発して再度上昇に切り替わってもおかしくはないポイントです。
まとめ
USD/JPY→108.64付近を抜ければ下目線
EUR/USD→ドル売りユーロ売りでレンジ予想
GBP/JPY→週明けにラインを抜けるかどうかに注目、150.9円付近を抜ければ下目線orレンジ
以上となります。
3週目という事もあって重要指標は少ない週です。
そのため平均値が小さく、各通貨でレンジを作る事が増えるかもしれません。
レンジの発生はトレンドの前兆とも捉えられるので、チャンスを逃さず取引して行きましょう。