アメリカの主な株価指数

株価指数とは?

株価指数とは、”株式市場にあるたくさんの株(個別銘柄株)の値動きを平均化し、数値化したもの”になります。

経済ニュースなどで「日経平均」という言葉をよく耳にするかと思いますが、
それも指数のひとつで日本の経済状況を把握するためのものになります。

これらの指数は世界中で様々な構成で公表され、動向を確認すれば、変動状況や推移を把握することができます。

 

今回は、特にアメリカ経済を代表する3つの株価指数を紹介しようと思います。

①ダウ平均

②S&P500

③ナスダック総合指数

 

ダウ平均とは?

アメリカの証券取引所上場企業の中から優良企業から構成された株価平均型指数。

アップル,ナイキ,コカ・コーラ,ゴールドマンサックス等の30社で構成されています。

別名「ニューヨーク・ダウ」、「ニューヨーク平均株価」とも呼ばれます。

 

30社という銘柄の少なさや、選出理由の不透明さから一部批判の声もあるようですが、採用銘柄の人気の高さや継続性から、
世界経済の動向を考える上で欠かせない指標となっています。また、銘柄数は30社しかありませんが、30社の時価総額合計はアメリカ株式市場の25%を占めるものでアメリカ経済の中枢指標となってます。

 

S&P500

アメリカの証券取引所上場企業の中から優良企業で構成されている時価総額加重平均型指数。

アップル,マイクロソフト,アマゾン,Facebook,JPモルガンの500社で構成されています。

別名「SP500」とも呼ばれます。

 

S&P500はアメリカの代表的な企業500銘柄であり

アメリカの有名企業であれば大抵は入っています。

500銘柄の時価総額から算出されており米国株式の時価総額の約80%をカバーしており投資家に広く利用される米国の指標となっています。

 

そして、相場も比較的安定しており、投資家にも人気です。

過去の世界経済は、「リーマンショック」や「オイルショック」「コロナショック」など様々な事柄があったにも関わらずどれも回復し高値を更新し続けています。

 

ナスダック総合指数

アメリカのナスダック (NASDAQ)に上場している全銘柄で構成されている時価総額加重平均指数。

アマゾン,ネットフリックス,paypal,テスラ等々の3000社以上で構成されています。

 

ナスダック (NASDAQ) とはアメリカの株式市場のひとつであり、世界初の電子株式市場を扱ったところになります。

そして、ナスダック市場に上場している全銘柄の時価総額から算出された指標になります。

ナスダックにはIT関連やハイテク関連企業が多く占める市場となります。

 

最後に

ダウ・S&P500・ナスダックの3銘柄を紹介してきましたが

値動きに関しては、基本的に変わりません。

 

以前は、

ダウ:工業関連・小売関連・サービス関連

S&P500:総合的

ナスダック総合指数:IT関連・ハイテク関連

 

と棲み分けがありましたが、ナスダックに上場していたIT系企業が大きくなり、

ダウ平均にも選出され大きな影響力が持っているが故に同じような値動きをするようになりました。

世界各国のさまざまな株価指数が存在しますが、その数値は、投資をする上での評価基準となり

世界の投資家や金融マンは動向を注視しています。

これら3銘柄の大きな相場の流れを読み解き参考情報の1つとして役に立てて下さい。

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