こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
11月初週の為替相場を振り返ります。
チャート上にはトレンドの強弱を示すために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPYを4時間足で表示しています。
初週で雇用統計とFOMCが重なるという事もあり、ファンダによる変動が予想された週となりました。
しかしそれほど大きな影響はなく、結果的にはレンジで推移した状況です。
9月末から急上昇を決めて、現在では高値圏で長いレンジ期間ができています。
高安値のラインがしっかりと意識された事により、相場の方向制が決まらないまま終値を迎えました。
今週のポイント
レンジ期間が長くなるという事はブレイクの前兆になりやすいです。
高値よりも安値での反発回数が多くなっている事から、安値ラインを抜けたところで下落トレンドが発生するのではないかと見ています。
10月28日に付けた最安値ラインを超えてくるとチャンスと見ていいでしょう。
113.197あたりまでじわじわとブレイクしてくると、今まで上昇していたトレンドの転換に繋がると考えています。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
週初めは相場の方向性が決まらず上昇と下落を繰り返していました。
しかし週末にかけては下落の力が強まった相場状況です。
黒い〇(131.526付近)の価格帯に注目です。
複数回の反発で意識されている事が分かります。
ラインブレイク後に一時的な上昇をしてきましたが、ラインが支えとなって上昇を阻止しました。
結果的に転換をすることなく、下落水準で相場が落ち着いています。
今週のポイント
平均値が高く相場が荒れたので、今の価格帯でレンジを組むのではないかと見ています。
また、仮にトレンドが出るとすれば下目線の予想です。
安値ラインを更新している状況のため、130.841付近を早急にブレイクしてくると下落トレンドが発生すると見ています。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
EUR/JPY同様に週初めは激しく上下する形になりました。
先週の急落で付けていた安値ラインが強く意識されていましたが、4日に大きな下ヒゲを付けて反発した後に急落をしています。
しかし雇用統計によるドル売りの影響を受けて、転換とも取れるような上昇をして終値を迎えた形です。
今週のポイント
現状では、11月3日に付けた安値ラインが支えとなっている状態です。
週初めに上抜けをしてきたらこのまま1.16141が高値と意識されたレンジで推移するとの予想です。
USD/JPYが予想通り下目線で推移すればEURUSDは転換して来ると考えていいでしょう。
相場が大きく動いた後なので極端なトレンドは出ないと見ています。
まとめ
- USD/JPY→113.197あたりまでじわじわとブレイクしてくるとトレンド転換による下目線
- EUR/JPY→今の価格帯でレンジ気味に推移or130.841付近を早急にブレイクしてくると下落トレンドが発生
- EUR/USD→米ドルの動き次第では転換もあり得るが、それほど強いトレンドは出ないと予想
今週からは冬時間となるので、各国の指標やマーケットオープンがずれ込みます。
平均値は大きな相場が続いているので、今週に入って落ち着きを見せる可能性が高いです。
レンジ期間が長い銘柄では急なトレンドの可能性もあり得るので警戒していきましょう。