米ドルがトレンドを作る相場が継続【11月15日週間レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

11月2週目の為替相場を振り返ります。
チャート上にはトレンドの強弱を分析するために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

USD/JPY

ドル円1時間足です。
先週は4時間足で見て、ラインブレイク後の下落を予想していました。
週初めすぐに下落をして、このまま転換をすると考えましたが、強いドル買いによって上昇を決めています。

日本円でも買いの強い相場となっていましたが、それ以上にドル買いが上回っていました。 他のドルストレート通貨も引っ張られる形となり、米ドルが起点となって相場が動いたと言えるでしょう。

今週のポイント

急騰のため反発が見込める相場状況です。
しかし、米金利などが影響しているファンダ要素の強い相場であるため、高値への挑戦が重要と見ていいでしょう。

114.291あたりで高値をつけていますが、再度上昇して反発であれば売りが加速すると見ています。
高値ラインをじわじわとブレイクしてくれば、このまま高値更新もあり得ると考えています。

 

EUR/JPY

ユーロ円1時間足です。
ユーロは全体的に下落の強い相場になりました。

先週にも大きな下落を決めましたが、今週は初動で安値を更新してその後は持ち合い状態となっている状況です。 GMMAの長期線束は下目線のため、まだ下落の勢いは強いと見ています。

今週のポイント

今週のユーロ円は下値へのブレイクがカギとなって来そうです。
12日につけた安値である、130.352あたりのラインを抜いてくるとさらに強いユーロ売りが予想されます。
週明けすぐにブレイクをしてくると、週を通して強い下落になると見ていいでしょう。

また、平均値自体は少ない相場となっているので、このまま安値圏でのレンジが長くなると週の半ばあたりからの急騰もあり得ます。

EUR/USD

ユーロドル1時間足です。
米ドル買いの影響を強く受けて、週の初めから急落を決めてきました。
11月5日に決めた安値ラインで一時的に反発をしましたが、すぐに下値挑戦をしてブレイクしてきた形です。

急落から徐々に平均値が下がっており、週末にかけては安値圏で持ち合い状態を作っています。
2020年の8月に更新されていた価格帯でしたが、今週の大きな下落で価格を戻した形となっています。

今週のポイント

基本的にユーロの強弱というより、米ドル中心で見ていく事が重要となります。
ユーロ単体ではなく米ドルの買いで動いている状況のため、相関に注意して分析をして行きましょう。

ファンダでの影響で米ドル買いが進むと、このまま下落トレンドの継続もあり得ます。
反対に、USD/JPYなどの通貨で反転するような状況だと、EUR/USDでも転換すると考えられます。

ドルの売買が落ち着かない事には目線の分析もできないので、一旦は様子見することがおすすめです。

まとめ

  • USD/JPY→114.291の高値ラインへじわじわ挑戦してくると上昇トレンド継続の可能性
  • EUR/JPY→12日につけた安値(130.352)を抜いてくると下落トレンド再開、レンジ期間が長くなると急騰の可能性有り
  • EUR/USD→米ドルの売買次第、ファンダメンタルで動いているので様子見がおすすめ

 

基本的に米ドル起点となってトレンドを作る相場が継続しています。
アメリカ指標は少ない週ですが、米金利の動向や金融政策が意識されている状況であるため、テクニカル分析では警戒が必要と言えるでしょう。

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