こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
2月2週目の為替相場を振り返ります。
チャート上にはトレンドの強弱を見やすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足の様子です。
週初めから緩やかな上昇をしてきました。
高値更新がカギとなっていましたが、相場の勢いは強く、一時116円台にまで価格を伸ばしています。
日銀の指値オペに対する注目度が高まって、円売りの勢いが強くなったと考えていいでしょう。
順調に上昇を続けていましたが、金曜日のニューヨーク時間から転換が始まりました。
11日の23時台の足ではコマ足で長い上ヒゲを付けていますが、この形が相場転換のサインとなっています。
ヒゲに注目をしたテクニカルの面でも、下落が予想できたポイントと言えるでしょう。
今週のポイント
円での動きが影響していますが、引き続き円安の流れに注目です。
相場全体でリスクオンの流れが続いているので、流れが終わらない限りではテクニカルの分析ができない状況と考えていいでしょう。
再度上昇してくるとすれば、115.627の価格を超えるかどうかに注目です。
直近で何度も意識されている価格帯のため、このラインを超えて来ると再度強い上昇に繋がってもおかしくはありません。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
先週は強い円売りとユーロ買いの相関が揃って大きな上昇をしていました。
そのせいか、今週は比較的小さな平均値で推移しています。
レンジではありますが、安値が切り上がって緩やかな上昇をした状況です。
木曜には円売りが加速して急騰での高値更新を決めています。
このまま買いが進むと考えられるポイントでしたが、すぐに急落をするダマシの相場となりました。
今週のポイント
週末の転換は円の買いだけでなく、ユーロの売りも強くなって発生した下落です。
利確勢の動きと捉えられるので、週の初めは投資家達も慎重な動きを見せるのではないかと予想しています。
EUR/JPYに関しては、特に相場の方向性が見にくい状況と言えるでしょう。
ただし、円売りの影響は大きいと考えられるので、大きな下落に繋がるとは思えません。
基本的には上昇orレンジ気味に推移すると考えています。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
ユーロの売買が少なかった事、米ドルでの動きが小さかった事もあり、そこまで動きのある相場ではありませんでした。
小さな平均値で推移して週末を迎えています。
金曜には一時的なユーロ買いの影響で高値挑戦をしていますが、結果ライン上で反発をしています。
4時間足で見れば綺麗なダブルトップを作っています。
このラインは直近高値だけではなく、1月14日に付けた高値の値でもあるので、強く意識されていたと言えるでしょう。
3回目の高値挑戦に失敗したことで、ロング勢力の勢いは無くなり、急落をする結果となりました。
今週のポイント
EUR/USD相場は、高値挑戦に失敗したことを考えると下落に転じる可能性が高いのではないかと見ています。
このまま下落をして、2月2日に付けた高値ライン(1.13220あたり)のラインを超えてくればチャンスです。
ただし、これはEUR/JPYが円だけの力で上昇、またはレンジを組んでいる事が条件となります。
当然ですがユーロに買いが入らないとは限らないので、相関をチェックしながら見ていきましょう。
まとめ
- USD/JPY→再度上昇してくるとすれば、115.627の価格を超えるかどうかがカギ
- EUR/JPY→相場の方向不明、円安の影響で下落する可能性は低め
- EUR/USD→1.13220あたりのラインを超えてくれば下目線
先週は指標の少ない週でしたが、円の影響が強く出る相場になりました。
今週はドル指標もちらほらあるので、先週動きのなかった米ドルでの動きも活発になると考えていいでしょう。
ただし、各通貨で荒れた後なので、平均値の小さい相場のダマシには警戒してください。