米金利上昇による荒れ相場【3月14日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

3月2週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を見やすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

先週は安値圏でのレンジを組む相場でしたが、今週は強い上昇となりました。

週の初めからじわじわと上昇を決め、それまで意識されていた115.800付近の価格帯を一気にブレイクします。

その後は一時的な反発をしましたが、押し目となって急騰する形となっています。

117円台まで突入していますが、相関を見る限りでは円売りの影響と言えるでしょう。

先週までのリスクオフ相場が一気に落ち着いたことで発生したトレンドです。

 

今週のポイント

急騰ではあったので、一旦は落ち着きを見せてくるかと思いますが、今週は米ドルでの動きに要警戒です。

今週の水曜日(日本時間では木曜3時)にはFOMCがあります。

今回のFOMCではいつもより注目度が高いので注意してください。

 

アメリカは長く0.25%の金利で推移していましたが、今回のFOMCで利上げに踏み切るとされています。

そうなれば、米ドル買いの進行により、さらなるUSD/JPY相場の上昇もあり得るという事です。

ただし、そこまで単純に相場は動くものではないので、投資家心理次第では大きな下落に繋がる可能性もあります。

いずれにせよ、テクニカルの通用しない相場になりそうなので注意していきましょう。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

先週までリスクオフの影響を受けて、大きな下落をしていましたが、今週は一転して転換してきました。

週の初めから順調に上昇を決めて、下落トレンドが始まる前のラインまで価格を戻しています。

トレンドの初動ではユーロの買いも見られましたが、円売りによる影響の方が大きかったと言えるでしょう。

週末にかけてはトレンドも落ち着き、高値圏でレンジを組んで終わっています。

 

今週のポイント

高値圏で2回の反発をしている事から、128.85あたりの価格帯が強く意識されている状況であると言えるでしょう。

今週は、この価格帯への再挑戦or反発が重要となってくると考えられます。

再挑戦をしても、そのまま上昇トレンド継続となる可能性もあれば、トリプルトップでの転換もあり得ます。

また、挑戦をすることなく、127.449あたりのラインを下抜けしてくれば、そのまま下落に繋がると仮定できるポイントです。

 

EUR/USD

EUR /USD1時間足です。

こちらも、ユーロの買いによって、先週の下落トレンドから転換を決めています。

安値を一時的に更新しましたが、その後は順調に上昇し、2月の後半に意識されていた価格帯まで戻してきました。

しかし、その上昇は長く続かず、結果的に週内で転換をしている状況です。

出現した陽線には長い上ヒゲが多くあり、ロング勢力がショート勢力に負けていた相場相場と言えるでしょう。

 

今週のポイント

今週は、相関を見る限り下落の力が強い相場になるのではないかと見ています。

先週につけた安値ラインの、1.08066あたりまで下落してきた後が重要です。

安値ラインをじわじわと越えてくれば、さらなる下落も考えられるポイントとなります。

また、米ドルの動きには要注意なので、基本的には慎重に狙うと良いでしょう。

 

まとめ

  • USD/JPY→FOMCによる米ドルでの荒れ相場が懸念される
  • EUR/JPY→高値ラインに挑戦後の動向が重要であるが、基本的には下落目線の予想
  • EUR/USD→1.08066あたりまでじわじわと下落すれば、再度下落トレンドの発生予想

 

FOMCが意識されることで、水曜の夜まで小さな平均値で推移する可能性もあります。

週初めは狙いにくい相場が予想されるので、慎重に見ていくと良いでしょう。

また、ウクライナとロシアの対立もまだまだ収まっていないので、相場の急変動に注意して取引する事が重要となります。

 

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