狙い目はユーロドル【3月22日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

3月3週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を見やすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足です。

3月に入ってから上昇が続いていましたが、今週もまた上昇トレンドが継続した相場になりました。

要因は、FOMCにて米ドルの利上げが決定した事にあると考えられています。

既存の0.25%から0.50%への利上げを実施して、今季内でさらに利上げを実施していく方針です。

その結果、119円台まで伸びて終値を迎えています。

しかし相関を見ると、ドルの買いというより、円売りの強い相場であったと言えるでしょう。

相場全体でリスクオフの流れになっており、週の中盤からは押し目を付けて順調に価格を伸ばしていきました。

 

今週のポイント

 

今週は特別目立った指標こそないので、リスクオフの相場がどこまで継続していくかが重要と考えます。

仮に反発をしても、明確な転換はないとの予想です。

先週まで大きくトレンドが出た事もあり、比較的大人しい値動きで推移すると見ています。

高値圏でレンジを組み、レンジ期間が長くなってきたら、再度上昇か転換の合図になるでしょう。

ただし、現在はファンダメンタル要素で強く動く情勢になっているので、予期せぬ急変動には充分注意をしてください。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

円売りの影響もあり、こちらも強い上昇となりました。

矢印で指した黒い〇のポイントに注目です。

この箇所は、3月11日に高値挑戦をして返されたラインでした。

週明けの14日に1本のローソク足でブレイクしましたが、その後反発をしています。

しかし、結果的にそのラインがサポートラインへと切り替わって、その後の上昇トレンドを後押しした形です。

その後も過去の高値ラインが起点となって小さな反発を見せましたが、週末にかけて大きく価格を伸ばす形となりました。

 

今週のポイント

 

円売りに対して、ユーロの買いも強い状況が続いています。

USDJPYと同様に、円の売買動向が落ち着いてレンジ気味に推移するのではないかとの予想です。

しかし、週末の相場を見ると、高値のライン(131.909)で4回上ヒゲを付けてから反発をしています。(1時間足で見た場合)

そのまま終値を迎えたので予測は難しいですが、このローソク足が高値圏からの転換を予知している可能性も充分に考えられるでしょう。

基本的にはレンジ気味に推移する予想ですが、じわじわと下落方向へ転換してきてもおかしくはないです。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です。

3月の初めは、ドル買いの影響により強い下落が続いていましたが、

先週から安値圏でレンジ相場を形成しています。

しかし、高値と安値の幅は大きく、平均値の高いレンジ相場が続いていると言えるでしょう。

 

今週の初めはユーロの買いにより、徐々に上昇方向へ価格を上げてきました。

しかし、3月10日に付けた高値のラインが強く意識され、週末には反発をしています。

〇で囲ったポイントを見ると、ラインブレイク後に上ヒゲの陰線で小さなローソク足が出現している事が分かります。

このローソク足が陽線であれば、そのままラインブレイクをする合図となりやすいですが、結果的に陰線で確定をしたため転換をしました。

結果論ではありますが、ローソク足のパターンとしてシナリオ通りの相場になったと言えるでしょう。

 

今週のポイント

 

明確なトレンドが出ていない状況にあるので、ブレイクの可能性が高いのはUSD/JPYでもEUR/JPYでもなく、このEUR/USDになると考えています。

レンジを組むという事は、米ドルとユーロの買いが均衡している状況です。

相関次第ですが、どちらかが売りに傾いた時にトレンドが出現してくるでしょう。

仮に、上昇方向へ向かうとすれば、一度反発をした1.1219のラインが強く意識されると考えています。

相場の方向を予測する事は現段階でできないので、週明けの動きに注意して見ていきましょう。

 

まとめ

 

  • USD/JPY→高値圏でレンジ気味に推移。平均値が小さな相場になる可能性。
  • EUR/JPY→平均値の小さいレンジ、高値で押し戻されている事から転換の可能性もあり得る。
  • EUR/USD→相場の方向性は定まっていない状況。週明けの動向が重要になるが、トレンドの発生チャンス。

 

依然としてロシアとウクライナの情勢悪化に懸念はあります。

注目度の高い指標こそありませんが、情勢次第で相場が動く可能性はあるので、引き続き資金管理を徹底して取引していきましょう。

 

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