こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
5月1週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすいように、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足です。
前週は急騰がありましたが、その後は比較的落ち着いた相場になっています。
高値を更新することはなく、130円~128円台の間で推移した相場です。
週初めは平均値が極端に小さく、持ち合い相場を形成しました。
明らかにFOMCが意識された相場と言えるでしょう。
FOMCでは、2期連続の利上げが実施されましたが、結果的に米ドルには売りが集中して急落をしています。
その後は反発をして上昇方向に推移しましたが、雇用統計の影響も小さく、130円台で終値を迎えました。
今週のポイント
FOMCと雇用統計で極端なトレンドが出ませんでした。
テクニカルでは上昇方向に推移する相場なので、現在の相場は上昇過程の押し目orレンジとも考えられます。
徐々に安値が切り上がっていることから、今週は高値更新をするかどうかが重要になってきます。
131.24あたりの価格にじわじわと挑戦してくれば、再度上昇トレンドが再開する可能性もあります。
ただし、円の売買動向も大きく影響するので、短期的には下落orレンジ継続もあり得るので警戒していきましょう。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
週を通して平均値が極端に小さいレンジを形成しました。
雇用統計の影響なども受けず、結果的にトレンドを作る事はなく終値を迎えています。
金曜日には高値への挑戦をしましたが、上ヒゲを頻発させて更新をせずに終わりました。
それまで大きく暴れた相場が継続していたので、投資家たちが様子見に入っていた状態と言えるでしょう。
今週のポイント
長いレンジ期間が続いているので、ブレイクのチャンスは大いにあり得ると見ています。
また、ブレイクしてくるとすれば、上昇方向に推移する可能性が高いです。
現在価格を更新後、138.44あたりの価格を超えてきたからがチャンスとなります。
4月末に付けた安値ラインであり、指値が貯まっている事が予想できますね。
じわじわとしたブレイクではなく、急騰の場合はすぐに反発する可能性が高いので注意してください。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
EUR/USDも大きなトレンドは出ず、安値圏でレンジ相場を形成しています。
週初めは小さな平均値、その後は米ドルの影響で大きく動きましたが、上昇方向・下落方向のどちらにもブレイクする事はなく、停滞して終値を迎えている状況です。
長期的に強い下降トレンドが出ていましたが、トレンドが休憩する形になりました。
今週のポイント
基本的には、米ドルでの動向が重要になってくると考えられます。
ユーロは売りよりも買いの力が強くなると見ていますが、米ドルも買いが進行すれば引き続きレンジ相場で停滞してきそうです。
しかし、先週は米ドルの売りも強く出たので、ユーロ買いドル売りのリスクオンに変われば、トレンド転換もあり得るでしょう。
ただし、テクニカル面での根拠は薄めなので、あらかじめ相場の方向性を定めるよりは、次にブレイク下方向に対して順張りを狙うイメージが良いです。
まとめ
USD/JPY→131.24あたりの価格にじわじわと挑戦してくれば、再度上昇トレンドが再開する可能性あり。短期的には下落に転じても大きな転換にはなりにくい
EUR/JPY→長いレンジ期間が続いているのでブレイクのチャンスあり。上昇方向へのブレイクをしてくると考えられる。
EUR/USD→相関が均衡して、引き続き安値圏でレンジを形成する可能性が高い。
FOMCや雇用統計などの重要指標が多い週でしたが、特に大きなトレンドは発生していません。
各通貨で持ち合い相場が続いていることから、今週は大きな変動に期待が持てます。
平均値は高いので、引き続きリスク管理をした慎重な取引を続けていきましょう。