こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
7月4週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足の様子です。
週の初めは特に大きな値動きもなくだらだらと推移しました。
一時的なドル買いもあって上昇を決めましたが、高値更新をすることなく反発しています。
安値挑戦後は一時的に反発をしてきましたが、すぐに価格を戻して大きくブレイクした相場です。
週末の金曜日に円買いが進むリスクオフの相場となりました。
米ドルでは特に目立った売買も見られませんでしたが、円の買いは大きくドル円相場も大きく下落した形です。
今週のポイント
現状では、ドルの買い圧力も徐々に下がってきている相場と言えるでしょう。
これまでは高値更新を何度も続けていましたが、本格的な転換になってもおかしくはないです。
金曜日には急な下げとなったので、一時的には反発をしてきたとしても、その後の下落により下降トレンドが形成される可能性もあります。
安値への挑戦をするのであれば、今後は134.78円あたりの価格帯が勝負になってきそうです。
この価格帯を大きく下抜けするようであれば、転換に至ったと判断しても良いでしょう。
ただし、現在価格か安値のラインで反発をすれば、その後のレンジor再度の高値挑戦もあり得ます。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
安値を付けて徐々に上昇を決めていました。
ECBの政策金利で利上げが発表された影響などもあり、一時的に急騰を見せましたが、高値挑戦だけで更新する事はなく、そのまま転換をしています。
政策金利はとても注目されるものでしたが、市場の反応は冷ややかであったと言えるでしょう。
週末の下落はユーロの売りというよりも、円の買いが進行した結果です。
下降トレンドを形成したところで終値を迎えています。
今週のポイント
下落が急な角度を付けているので、どこで緩やかになるかが重要になってきます。現在の終値は、7月中旬に付けたレンジ内での高値であり意識される価格帯です。
週明けすぐにこの価格帯を下抜けすると、更なる下落もあり得るでしょう。
しかし、その後の137.00円台に再び意識されるであろうラインがあるので、そこですぐ反発をして上昇orレンジを形成してくる可能性もあります。
月末相場という事でラインが意識されやすくなる懸念は持っておきましょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
安値を付けてからこちらも徐々に上昇方向へ推移してきました。
ソーサーボトムのようなお皿上の円をかいて、高値への挑戦をしていた状況です。
しかし、週を通して目立ったトレンドは出ておらず、ボックスレンジを形成した相場になりました。
ユーロと米ドルの相関がかみ合わず、高安値が強く意識されています。
今週のポイント
相場の方向性は定まっていないですが、月末ということで投資家が様子見に入ってくる可能性も充分考えられます。
目立った売買が起きず、そのままレンジが継続する可能性も考えられるでしょう。ただし、レンジ期間が長くなってくれば、その後の急なブレイクも懸念しなければいけません。
どちらにブレイクするかが読めない状況なので、基本的には高安値のラインを抜けてきた方向に狙いを定めると良いです。
しかし、平均値の小ささからそこまで大きなpipsが抜けないという懸念も持っておく必要があります。
まとめ
USD/JPY→このまま順調にトレンドが継続して安値への挑戦をする可能性あり
EUR/JPY→円買いの影響で現在価格を更新した下降トレンド継続が考えられる
EUR/USD→相場の方向性は定まっておらず、このままレンジが継続する可能性あり
上半期の活発な動きに比べて、徐々に平均値が小さくなってきました。
これから大きく動く可能性も大いにあり得るので、懸念を持って慎重に取引していきましょう。