こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
7月最終週の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱を把握しやすくするために、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
USD/JPY1時間足の様子です。
週初めには一時的に小さく上昇を決めてきました。
その後は大きく下落をしていますが、これは米国指標によるものと考えていいでしょう。
FOMCでは、「いずれ利上げペースを落とすのが最適だ」という発言があったことからハト派的解釈と捉えられ、ドルの売りが加速したと考えられています。
また、GDPの結果も思わしくなかった事も、ドル売り圧力に繋がったとみられており、月末ではありましたが大きく動く相場になりました。
28日木曜日には一時的に反発する姿勢を見せましたが、前回の安値ラインが起点となって、結果的に大きく価格を下げています。
今週のポイント
急落の相場で終わったので、一旦相場が落ち着いてくるのではないかとみられています。
先週の最初に付けた小さな値動きは、FOMCが意識されて投資家が様子見に入ったことが要因と考えていいでしょう。
今週末は米国雇用統計があるので、その時までは大きな変動にならないと考えています。
指標の影響が強く相場の方向性は定まっていない相場になるので、あまり強気で狙う相場ではありません。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
大きな上昇を決めていましたが、先週相場では円買いの影響もあって大きく下落してきました。
ラインを引くと分かりやすいですが、一方的な下落ではなくたびたび反発をして価格を落とした形です。
円買いの要因は調整相場に入ったことや、ドル売りに対して相対的に買われたなど様々な要因があります。
ユーロ自体でも若干売りの強さが見られており、直近の高安値が意識されつつも、安値を更新する結果となっています。
今週のポイント
ドル円と同じく、平均値はそこまで活発にならない可能性が高いです。
ただし、ユーロでの動きがあれば大きく変動する可能性もあります。
現状では下目線になっているので、現在の安値である135.554あたりをブレイクしてきたらチャンスとなるでしょう。
その後の安値で意識されるラインは、134.96あたりになるので、その価格帯までの下降トレンドも充分あり得る状況です。
8月に入ってもトレンドが継続してくれば狙い目と言えるでしょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。
前週には高値圏でレンジを形成していましたが、今週も継続してきました。
ドルの売りが強い相場が続いていたので、ユーロの売りも重なったと言えるでしょう。
レンジとはいっても平均値はとても高く、高安値で約200pipsほどのレンジ幅を形成しています。
何度も急騰急落をする場面は見られましたが、月末相場らしくラインが強く意識されていたと考えていいでしょう。
今週のポイント
レンジ期間が長くなってきたので、そろそろブレイクもあり得る状況です。
しかし、米ドル起点での動きが大きいことから、雇用統計まで大きな変動もないまま週末に突入してもおかしくはないでしょう。
週初めはユーロ単体での動きが重要になってきます。
EUR/JPY予想のようにユーロの売りが加速すれば、一気に安値への更新をしてきてもおかしくはないです。
ただし、明確なトレンド方向は定まっていない状況なので、一旦は慎重に分析を続けていきましょう。
まとめ
USD/JPY→米国雇用統計まで大きな変動はない可能性。それまでは円単体での動きに注意。
EUR/JPY→下降トレンド継続もあり得る状況。直近安値の更新とユーロでの売りが見られた場合はチャンス。
EUR/USD→米ドル次第なので週末までレンジ継続の可能性あり。ユーロ単体での動きに夜ブレイクもあり得る。
月曜から8月相場のスタートです。
7月は全体を通して平均値の小さい相場になりましたが、今月も継続してくる可能性があります。必然的にチャンスは少なくなるかもしれないですが、リスクも低くなるので、少ないチャンスをものにできるようにしていきましょう。