9月利上げ織り込み済み?ドル円上昇【8月22日週刊レポート】

こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。

毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、

週半ばにファンダメンタル分析を中心に

全体の相場感をレポートします。

 

8月3週目の為替相場を振り返ります。

チャート上には、トレンドの強弱を示しやすくするため、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。

 

USD/JPY

USD/JPY1時間足の様子です。

先週のドル円相場は、再度上昇トレンドが発生した1週間でした。

週の始めからじわじわと上昇を決めて、波を付けたトレンドを形成しています。

8月8日に付けていた高値ラインで一時的な反発をしましたが、高値を更新してその後も順調に価格を伸ばしました。円での売買はそこまで見られておらず、ドルの買いが進行した結果と言えるでしょう。

週の真ん中ではFOMCの議事要旨がありましたが、結果投資家にとってドルの買い材料となりました。

 

今週のポイント

先週がドルで動いたので、今週は円での動きも重要になってくるのではないかと考えています。

テクニカル目線ではまだ上目線の強い相場です。

しかし、上昇トレンドの初動では小さな反発を見せていたにも関わらず、週後半には平均値の小さい上昇となっています。

このまま高値圏で停滞するようなことがあれば転換する可能性も大いに考えられる状況です。仮に上昇をするようであれば、7月の終わりに付けた高値ラインである137.47円ほどの価格で反発するかor上抜けするかが重要となるでしょう。

 

EUR/JPY

EUR/JPY1時間足です。

週の始めにはユーロの売りによって大きく下落をしてきました。

しかし、下降トレンドの形成とはならず、中途半端な位置で下ひげを付けて反発しています。

その後は若干の円売りによって上昇を見せましたが、高値の更新とまではなりませんでした。

136〜138円の価格帯でレンジを組んでいます。

目立った売買は確認できず、1時間足で見た際に明確なトレンドは出ることなく推移している状況です。

 

今週のポイント

先週はユーロ、日本円共に大きな動きがなかったので、今週は大きく動いてくる可能性が高いです。

レンジ形成のため、相場の方向性は定まっていません。

直近の高安値ラインを抜いてきてから、目線が決まると考えていいでしょう。

高値への挑戦であれば、8月10日に付けた138円あたりの価格を上抜けするかが重要になってきます。

ただし、ユーロでは明確な買い材料がないということもあり、円での動き次第では下落に転じる可能性の方が高いのではないかという見方もできるでしょう。

 

EUR/USD

EUR/USD1時間足です、

高値を付けたのちに大きく下落していましたが、週初めは目立った動きもなくレンジ相場を形成していました。

投資家たちが様子見に入った状態であったと言えるでしょう。

しかし、その後はドル買いが加速した影響もあり、安値ラインを大きく更新して下落を決めています。

一度も明確な反発を見せるわけでなく、終値を付けるまで下落方向に推移していきました。

 

今週のポイント

ドル買いの進捗次第ではありますが、基本的にはこのまま下目線が継続するのではないかと考えています。

先週と同様に週初めにレンジを形成して、再度大きくブレイクするというシナリオも考えられるでしょう。

意識される安値ラインは、1.00057〜0.99523とかなり遠い位置にあるので、一度下落してきたら大きなトレンドが発生する可能性もあります。

 

まとめ

USD/JPY→上目線が継続する可能性あり、しかし、平均値の小ささから週明けすぐの転換に懸念。

EUR/JPY→直近の高安値ラインを抜いてきてから、目線が決まる。下落材料の方が多め。

EUR/USD→下目線の継続。再度ブレイクしたら大きなトレンドにつながる可能性もあり。

 

直近の相場は一時的に大きく動いてその後はおとなしく推移するというケースが多いです。

平均値自体は高めですが、トレンドを狙ったデイトレードでの取引は難しい状態が続いていると言えるでしょう。

相場の変化をいち早く察知して、リスクを考慮した取引を続けていくことが重要です。

 

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