こんにちは、ビジョナリーインベスターズのFXロボです。
毎週頭にテクニカル分析の週間レポート、
週半ばにファンダメンタル分析を中心に
全体の相場感をレポートします。
8月4週目の為替相場を振り返ります。
チャート上には、トレンドの強弱が把握しやすいように、複合型移動平均線のGMMAを表示させています。
USD/JPY
ドル円1時間足の様子です。
前週まで強い上昇が続いていましたが、週が変わってレンジ相場を形成してきました。
高値圏で規則正しいレンジを組んでいることが分かります。
黒い〇の箇所に注目です。
135~136ほどで付けていた安値のラインには何度も挑戦しましたが、大きな下ひげを付けて反発をしています。
1時間足内ですぐに反発をしているので、指値がたまっていたと考えていいでしょう。
結局、週末まで大きなトレンドは出ずに高値の更新もなく終わっています。
今週のポイント
今回のレンジは上昇過程の停滞と考えています。
安値での急な反発を見る限り、上昇の力を残していると言えるでしょう。
ただし、今週は週初めが月末のため、再度レンジが継続してもおかしくはないです。
また、基本的には上目線で見ていますが、安値の指値がなくなって転換する可能性も少しはあります。
金曜日には雇用統計を控えているということで、通常のテクニカルでの分析は通用しない可能性もあるので注意しなくてはいけないですね。
135.5~137.7の高安値ラインに対してどのような動きを見せてくるかが重要となります。
ローソク足一本で抜けて来てもブレイクではなく、一時的な更新で終わる傾向にあるので、トレンドに対して順張りで狙う際は注意が必要です。
EUR/JPY
EUR/JPY1時間足です。
週初めにはユーロ売り、円買いの影響などもあり大きく下落しています。
平均値がかなり大きく、大きなローソク足で確度の急な下落を見せました。
しかし、下降トレンドは長くは続かず、安値の更新をする前にすぐ転換しています。
ユーロの若干の買いは見られましたが、週末にかけては円の売りが強かったと考えていいでしょう。
こちらも平均値の大きな上昇となっていますが、週末には長い上ヒゲを付けて反発を見せました。
137.9あたりのラインが前回の高値ラインであり、指値によって押し戻された形です。
今週のポイント
相場の方向性が見えない状態が続いていますが、4時間足で見ると上目線に切り替わってもおかしくない相場と考えています。
こちらは、EUR/JPY4時間足の様子です。
安値圏で規則正しいレンジを組んでいるように見えます。
直近の高値ラインが強く意識されており、何回も挑戦している形です、
直近相場では平均値も徐々に小さくなっており、安値の切り上がりを見せています。
今週は雇用統計などの影響もあって、このレンジ幅で停滞する可能性もありますが、高値ラインを抜けてくると長期的な上昇に期待が持てるポイントです。
ユーロだけでなく、最近目立った動きのない円の動向に左右されると思うので、相関のチェックは逐一行っておきましょう。
EUR/USD
EUR/USD1時間足です。強い下降トレンドが続いていましたが、週初めには更なる安値更新を見せました。
その後は、安値からの反発を見せて、徐々に安値を切り上げています。
徐々に上昇方向に推移したのち、週末にかけてはユーロの買いによる一時的なブレイクを見せています。
様々な要因があると思いますが、週末になって調整相場を形成したと考えるのが賢明でしょう。
これまでの強いトレンドに対して、利益確定決済が集中したことによる一時的な上昇と考えています。
今週のポイント
今回の上昇が調整相場のものでなければ、下降トレンドからの転換も充分あり得ましたが、週末での動きであったため、まだ下目線は継続していると考えています。
現在の反発は下降過程の戻り売りとして機能しているという予想です。
仮にユーロの買いが入ったとしても、ドルの買いがさらに増すようであれば、再度下落またはレンジ形成で終わる可能性も考えられます。
いずれにせよ、雇用統計までは動きが少ない可能性もあるので、狙うとしても翌週以降が重要になりそうです。
まとめ
USD/JPY→上昇の力を残しているが、雇用統計まで大きな動きはない可能性
EUR/JPY→長期的には上目線に切り替わる可能性があるが、今週はレンジ継続で終わりそうな相場状況
EUR/USD→ユーロ単体での動きが小さければ、下目線継続の可能性
8月はクロス円で明確なトレンドが出ないケースが多く難しい相場であったと言えるでしょう。ここからは、米国の中間選挙なども相場に影響を与える可能性があるので、急な変動に引き続き注意して取引をしていきましょう。